龍像寺

神奈川県相模原市中央区にある曹洞宗の寺院

龍像寺(りゅうぞうじ)は、神奈川県相模原市中央区にある曹洞宗寺院

龍像寺
龍像寺
所在地 神奈川県相模原市中央区東淵野辺3-25-1
位置 北緯35度33分42.0秒 東経139度24分53.8秒 / 北緯35.561667度 東経139.414944度 / 35.561667; 139.414944座標: 北緯35度33分42.0秒 東経139度24分53.8秒 / 北緯35.561667度 東経139.414944度 / 35.561667; 139.414944
山号 淵源山
宗派 曹洞宗
本尊 釈迦如来
創建年 暦応年間(1338年 - 1342年
開山 存光
開基 淵辺義博
中興年 天文2年(1556年
中興 巨海和尚
札所等 武相卯歳観音霊場第48番[1]
文化財 龍像寺の岡野氏墓地(相模原市指定有形文化財)
法人番号 9021005002780 ウィキデータを編集
龍像寺の位置(神奈川県内)
龍像寺
龍像寺
龍像寺 (神奈川県)
テンプレートを表示

江戸幕府の旗本岡野家の菩提寺 父板部岡江雪斎の次男岡野房次の系統は相模国高座郡淵野辺村(現・相模原市)を領した。

歴史

編集

暦応年間(1338年 - 1342年)、淵辺義博の開基である。寺伝によれば、境川の龍池に生息していた大蛇()を義博が退治し、その際に頭・胴・尾が分かれて飛び散った。そこで義博は、頭が落ちた場所に「龍頭寺」、胴が落ちた場所に「龍胴寺」、尾が落ちた場所に「龍尾寺」を建てて大蛇を葬ったという[2][3]

その後3寺は衰微したが、1556年天文2年)に巨海和尚によって3寺は統合され、旧龍胴寺跡地に「龍像寺」として中興された。その際に天台宗から曹洞宗に転宗している[2][3]

江戸時代、当地は旗本岡野氏の所領となった。その岡野家一族の墓がある[3]

文化財

編集
  • 龍像寺の岡野氏墓地(相模原市指定史跡 平成14年4月1日指定)[4]

交通アクセス

編集

脚注

編集
  1. ^ 「全国霊場大事典」編纂室『全国霊場大事典』六月書房、2000年、418頁。ISBN 4-7952-3343-8 
  2. ^ a b 龍像寺相模原佛教會
  3. ^ a b c 神奈川県高等学校教科研究会社会科部会歴史分科会 編『神奈川県の歴史散歩 上(歴史散歩14) 川崎・横浜・北相模・三浦半島』山川出版社、2005年、197-198p
  4. ^ 龍像寺の岡野氏墓地相模原市

参考資料 (Reference materials) 『古文書室紀要 第18号』相模原市立図書館古文書室/編 相模原市立図書館 1995

http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I003632149-00

『新編相模国風土記稿 第3巻』蘆田 伊人/校訂 圭室 文雄/補訂 雄山閣出版 1998

http://iss.ndl.go.jp/books/R100000074-I000327732-00

『わが町の歴史相模原』座間 美都治/編著 神崎 彰利/編著 大貫 英明/編著 文一総合出版 1984

http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001662402-00

『相模原市史 第5巻 中世・近世資料集』相模原市/編 相模原市 1965

http://iss.ndl.go.jp/books/R100000039-I001230072-00

江戸時代に淵野辺を治めていた岡野孫一郎

https://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000223218
  • 井上美保子『岡野融成江雪:秀吉、家康、氏直に愛された天下の名僧』〈幻冬舎ルネッサンス〉2009年。 

参考文献

編集