齋藤 利明(さいとう としあき、1940年1月 -2020年8月)は日本とアメリカで活躍した日本人カーデザイナー工業デザイナー。スポーツ・クーペのフォード・プローブのデザインにチーフ・デザイナーとして携わるなど、海外で活躍する日本人デザイナーの草分け的存在として知られる[1]。曾祖父は、幕末の土佐藩家老で、明治政府で刑部大輔参議、元老院議官を務めた斎藤利行、娘婿は、国際政治学者で日本大学准教授の井手康仁である。墓所は青山霊園にある。

齋藤 利明
(さいとう としあき)
生誕 (1940-01-01) 1940年1月1日
日本の旗 日本 東京府東京市牛込区
死没 (2020-08-03) 2020年8月3日(80歳没)
日本の旗 日本 東京都大田区
国籍 日本の旗 日本
出身校 慶應義塾大学工学部卒業
アートセンター・カレッジ・オブ・デザイン(Art Center College of Design)修了
テンプレートを表示

略歴

編集

1940年東京府東京市(現東京都牛込区生まれ。

慶應義塾普通部慶應義塾高等学校を経て、1962年慶應義塾大学工学部(現理工学部)機械工学科卒業。

1965年、渡米してカリフォルニア州のアートセンター・カレッジ・オブ・デザインに留学。ここでカーデザインを学ぶ[2]。修了後、ゼネラルモーターズフォード両社からスカウトされるが、フォードに入社した[3]

2020年8月3日、がんのため、東京都大田区の自宅で死去。80歳没。

代表作

編集

関連項目

編集

脚注

編集
  1. ^ 『モーターファン別冊 フォードプローブの全て』三栄書房、1988年、2ページ
  2. ^ 『モーターファン別冊 フォードプローブの全て』三栄書房、1988年、21ページ
  3. ^ 『ゴールドCARトップ プローブ総特集』交通タイムズ社、1988年、30ページ