黒水晶
『黒水晶』(くろずいしょう)は、1918年(大正7年)に発表された渡辺霞亭による日本の小説であり、同作を原作とし、同年、日活向島撮影所が製作・公開した日本のサイレント映画である。
黒水晶 前篇 / 後篇 | ||
---|---|---|
著者 | 渡辺霞亭 | |
発行日 | 1918年 全2巻 | |
発行元 | 至誠堂 | |
ジャンル | 小説、家庭小説 | |
国 | 日本 | |
言語 | 日本語 | |
ページ数 | 前篇 505 / 後篇 382 | |
公式サイト | opac.ndl.go.jp | |
|
略歴・概要
編集小説『黒水晶』の初出は、渡辺霞亭の勤務先が発行する『大阪朝日新聞』、および『東京朝日新聞』紙上で、1918年(大正7年)に掲載された。同年、至誠堂から『黒水晶』前篇・後篇全2冊が刊行されている[1]。
本作は、連載開始とともにたいへん人気となり、すぐに映画化が企画されている。日活向島撮影所では、新派スター総出演で製作された[2]。
映画『黒水晶』は、東京国立近代美術館フィルムセンターに所蔵されていない[3]。
小説『黒水晶』は、2009年(平成21年)12月現在、絶版である。青空文庫には収録されていないが、国立国会図書館の「近代デジタルライブラリー」にはデジタル画像で公開されている。 ⇒ #ビブリオグラフィ
映画
編集黒水晶 | |
---|---|
監督 | 田中栄三 |
脚本 | 栗島狭衣 |
原作 | 渡辺霞亭 |
出演者 |
大村正雄 藤川三之助 |
撮影 | 藤原幸三郎 |
製作会社 | 日活向島撮影所 |
配給 | 日活 |
公開 | 1918年5月13日 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
『黒水晶』(くろずいしょう)は、1918年(大正2年)製作・公開、日活向島撮影所製作、日活配給による日本のサイレント映画である。同時上映は日活京都撮影所製作、尾上松之助主演の4巻ものの短篇映画『相馬大作』である[4]。
スタッフ・作品データ
編集- 監督 : 田中栄三
- 脚本 : 栗島狭衣
- 原作 : 渡辺霞亭
- 撮影 : 藤原幸三郎
- 製作 : 日活向島撮影所
- 上映時間(巻数) : 6巻
- フォーマット : 白黒映画 - スタンダードサイズ(1.33:1) - サイレント映画
- 公開日 : 日本 1918年5月13日
- 配給 : 日活
- 初回興行 : 浅草・遊楽館
キャスト
編集ビブリオグラフィ
編集註
編集- ^ a b OPAC NDL 検索結果、国立国会図書館、2009年12月2日閲覧。
- ^ 渡辺霞亭、日本映画データベース、2009年12月2日閲覧。
- ^ 所蔵映画フィルム検索システム、東京国立近代美術館フィルムセンター、2009年12月2日閲覧。
- ^ 相馬大作、日本映画データベース、2009年12月2日閲覧。