黒之瀬戸

九州と長島の間の海峡

黒之瀬戸(くろのせと)は、鹿児島県長島町阿久根市の間にあり、八代海東シナ海を繋ぐ海峡。

黒之瀬戸で最も狭くなる辺りに黒之瀬戸大橋が架かっている国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
地図
地図

概要

編集

黒之瀬戸は幅500m、長さ4Km程と狭いため、大変流れが速く干潮時には大渦(渦潮)が発生する。古来より、薩摩の隼人の瀬戸として広く知られており、長田王が歌ったとされる「隼人の薩摩の迫門を雲ゐなす遠くも我はけふみつるかも」が万葉集に掲載されている[1]1946年(昭和21年)に黒之浜と東町瀬戸の間に県営フェリーが就航したが、1974年に有料道路として黒之瀬戸大橋が架けられ、それに伴い県営フェリーは廃止された。後に黒之瀬戸大橋は1990年に建設費用回収完了に伴い無料開放された。

脚注

編集
  1. ^ 『角川日本地名大辞典 46 鹿児島県』角川書店 p.271

関連項目

編集

座標: 北緯32度6分3.9秒 東経130度10分22.1秒 / 北緯32.101083度 東経130.172806度 / 32.101083; 130.172806