黄柱
中国後漢末期から三国時代の政治家
黄 柱(こう ちゅう、生没年不詳)は、中国後漢末期から三国時代の政治家。蜀漢に仕えた。荊州南陽郡の人。
黄柱 | |
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蜀漢 光禄勲 | |
出生 |
生年不詳 荊州南陽郡 |
死去 | 没年不詳 |
主君 | 劉備 |
人物
編集経歴は伝わっていないが、建安末以前に劉備に仕えた人物である。
建安24年(219年)、劉備が王となると、黄柱は頼恭や王謀とともに九卿(光禄勲)に任命された。
建安25年(220年)、諸葛亮・糜竺・許靖・頼恭・王謀と共に、劉備に帝位への即位を促す勧進文を送っている。
以上が三国志本伝に書かれている事績である。
劉備初期王朝の重臣であるが、三国志成立時には資料が散逸していたため、同時期に九卿に任じられた王謀や頼恭同様に立伝されていない。しかし前述の二人がいくらか事績や経歴が伝わっているのに対し、黄柱についてはこれ以外の事績が伝わっていない。
参考文献
編集- 陳寿著、裴松之注、井波律子訳『正史 三国志 5 蜀書』(ちくま学芸文庫) ISBN 4-480-08045-7