麻生田駅

三重県いなべ市にある三岐鉄道の駅

麻生田駅(おうだえき)は、三重県いなべ市北勢町麻生田にある、三岐鉄道北勢線である。駅番号はH12

麻生田駅
駅舎(2006年6月)
おうだ
OHDA
(H11)楚原 (3.7 km)
(2.3 km) 阿下喜(H13)
地図
所在地 三重県いなべ市北勢町麻生田
北緯35度8分1.65秒 東経136度32分8.58秒 / 北緯35.1337917度 東経136.5357167度 / 35.1337917; 136.5357167座標: 北緯35度8分1.65秒 東経136度32分8.58秒 / 北緯35.1337917度 東経136.5357167度 / 35.1337917; 136.5357167
駅番号  H12 
所属事業者 三岐鉄道
所属路線 北勢線
キロ程 18.1 km(西桑名起点)
電報略号 オウタ[要出典]
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗車人員
-統計年度-
134人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1916年大正5年)8月6日[1]
備考 無人駅駅務機器自動化システム導入駅)
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歴史

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麻生田変電所(2006年6月。後に撤去されたため現存しない)
  • 1916年大正5年)8月6日:北勢鉄道の駅として開業[1]
  • 1934年昭和9年)6月27日:社名変更により北勢電気鉄道の駅となる[1]
  • 1944年(昭和19年)2月11日:会社合併により、三重交通の駅となる[1]
  • 1964年(昭和39年)2月1日:事業譲渡により三重電気鉄道の駅となる[1]
  • 1965年(昭和40年)4月1日近畿日本鉄道が三重電気鉄道を合併し近鉄の駅となる[1]
  • 1977年(昭和52年)4月15日:ホームを桑名方に26.0 m延伸する(有効長:35.0 m→61.0 m)。
  • 2003年平成15年)
    • 4月1日:事業譲渡により、三岐鉄道の駅となる[1]
    • 11月22日:駅東側に駐車場(19台・未舗装)が設置される。
  • 2004年(平成16年)
    • 2月24日:三重県が定める「三重県だれもが住みよい福祉のまちづくり推進要綱」「三重県バリアフリーのまちづくり推進条例」の整備基準に基づいていることを示す適合証交付施設となる(駅開業前での適合証交付)。
    • 3月1日:駅舎がホーム中央部分に新設され、供用開始される。
  • 2005年(平成17年)9月1日:駅舎内に自動券売機・自動精算機・自動改札機が設置され、東員駅からの遠隔制御による営業が開始される。
  • 2007年(平成19年)
    • 6月1日:いなべ市新コミュニティバス(アイバス、現いなべ市福祉バス)が運行開始され、当駅にバス停が設けられる。
    • 8月4日 - 26日:麻生田(当駅) - 阿下喜間の西六石川橋梁架け替えのため同区間で運休し、バス代行輸送を行う。8月27日工事完成・平常ダイヤに戻る。
  • 2009年(平成21年)
    • 1月:駅に隣接して設置されていた麻生田変電所が撤去される。
    • 6月15日:既設の駅前駐車場北西側の旧麻生田変電所跡に駐車場(9台分・未舗装)が増設され、合計28台が駐車可能となる。

駅構造

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単式ホーム1面1線を持つ地上駅であり、無人駅となっている。

特徴

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  • 無人駅であるが、監視カメラを備え、東員駅からの遠隔監視駅となっている[2]
  • プラットホーム中央部北側に駅舎がある。
  • 駅舎には、自動券売機(1台)、自動改札機(1通路:車椅子対応のワイド型)、自動精算機(1台)が設置されている。
  • トイレ・待合室は設置されていない(2008年12月1日に蓮花寺駅が新駅舎になり、トイレが新設されたことにより、トイレが設置されていないのは当駅のみとなった)。
  • 駅舎東側に28台分の駐車場(未舗装)を、 駅前広場北東に64台分の駐輪場を備えている。
  • バリアフリーに対応しており、三重県が定める「三重県だれもが住みよい福祉のまちづくり推進要綱」「三重県バリアフリーのまちづくり推進条例」の整備基準に基づいていることを示す適合証交付施設となっている。
  • 駅舎東側に、麻生田変電所(北勢線の電車動力用電気を供給)があったが、現在は撤去されている。

利用状況

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「三重県統計書」によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである[3]

年度 一日平均
乗車人員
1997年 125
1998年 115
1999年 138
2000年 140
2001年 116
2002年 115
2003年 90
2004年 98
2005年 103
2006年 106
2007年 115
2008年 108
2009年 110
2010年 116
2011年 129
2012年 142
2013年 142
2014年 157
2015年 158
2016年 155
2017年 151
2018年 144
2019年 134
  • 麻生田駅の乗車人員の推移を下表に示す。
    • 輸送実績(乗車人員)の単位は人/年度である。
    • 乗降人員調査結果は任意の1日における値(単位:人/日)である。調査日の天候・行事等の要因によって変動が大きいので年度間の比較には注意を要する。
    • 表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。
  • 当駅よりも乗車人員の少ない北勢線の各駅(六石駅上笠田駅大泉東駅長宮駅)が相次いで廃止されたことから、当駅は北勢線内で最も乗車人員の少ない駅となった。ただし、三岐線を含んだ三岐鉄道各駅の中では、西野尻駅東藤原駅に次いで乗車人員の少ない駅となる。
  • 以前は朝夕の通勤通学時間帯を除き利用者は極めて少なかったが、最近は[いつ?]列車増発の効果もあって当駅乗車人員が増加傾向にある。
年度別利用状況(麻生田駅)
[年 度] 当駅分輸送実績(乗車人員)[人/年度] 乗降人員調査結果
[人/日]
特 記 事 項
通勤定期 通学定期 定期外 合 計 調査日 調査結果
1958年(昭和33年) 38,110 ←←←← 45,543 83,653      
1959年(昭和34年)   ←←←←          
1960年(昭和35年)   ←←←←          
1961年(昭和36年)   ←←←←          
1962年(昭和37年)   ←←←←          
1963年(昭和38年)   ←←←←          
1964年(昭和39年)   ←←←←          
1965年(昭和40年) 94,190 ←←←← 43,279 137,469      
1966年(昭和41年) 90,360 ←←←← 42,615 132,975      
1967年(昭和42年) 74,820 ←←←← 34,146 108,966      
1968年(昭和43年) 69,810 ←←←← 30,491 100,301      
1969年(昭和44年) 62,760 ←←←← 30,217 92,977      
1970年(昭和45年) 59,100 ←←←← 28,340 87,440      
1971年(昭和46年) 51,720 ←←←← 21,761 73,481      
1972年(昭和47年) 52,650 ←←←← 14,081 66,731      
1973年(昭和48年) 53,850 ←←←← 14,798 68,648 ?月?日 292  
1974年(昭和49年) 62,130 ←←←← 14,428 76,558 ?月?日 344  
1975年(昭和50年) 100,620 ←←←← 14,319 114,939 ?月?日 390  
1976年(昭和51年) 68,040 ←←←← 12,799 80,839 ?月?日 453  
1977年(昭和52年) 57,720 ←←←← 12,986 70,706 ?月?日 377  
1978年(昭和53年) 53,220 ←←←← 12,347 65,567 ?月?日 332  
1979年(昭和54年) 49,590 ←←←← 12,661 62,251 ?月?日 328  
1980年(昭和55年) 40,770 ←←←← 13,194 53,964 ?月?日 332  
1981年(昭和56年) 42,210 ←←←← 13,445 55,655 ?月?日 304  
1982年(昭和57年) 45,570 ←←←← 12,035 57,605 11月16日 313  
1983年(昭和58年) 49,560 ←←←← 11,565 61,125 11月8日 272  
1984年(昭和59年) 47,670 ←←←← 11,101 58,771 11月6日 280  
1985年(昭和60年) 45,810 ←←←← 10,158 55,968 11月12日 298  
1986年(昭和61年) 42,360 ←←←← 9,653 52,013 11月11日 273  
1987年(昭和62年) 46,590 ←←←← 9,611 56,201 11月10日 324  
1988年(昭和63年) 43,710 ←←←← 9,103 52,813 11月8日 282  
1989年(平成元年) 40,320 ←←←← 8,509 48,829 11月14日 292  
1990年(平成2年) 34,710 ←←←← 8,529 43,239 11月6日 234  
1991年(平成3年) 39,900 ←←←← 8,289 48,189      
1992年(平成4年) 40,980 ←←←← 8,453 49,433 11月10日 346  
1993年(平成5年) 38,580 ←←←← 8,049 46,629      
1994年(平成6年) 38,250 ←←←← 7,414 45,664      
1995年(平成7年) 38,220 ←←←← 7,748 45,968 12月5日 268  
1996年(平成8年) 37,710 ←←←← 8,104 45,814      
1997年(平成9年) 38,370 ←←←← 7,208 45,578      
1998年(平成10年) 35,130 ←←←← 6,828 41,958 11月10日 209  
1999年(平成11年) 38,820 ←←←← 11,586 50,406      
2000年(平成12年) 41,250 ←←←← 9,964 51,214 ?月?日 198  
2001年(平成13年) 31,470 ←←←← 11,019 42,489 5月15日 199  
2002年(平成14年) 31,680 ←←←← 10,153 41,833      
2003年(平成15年) 23,317 ←←←← 9,528 32,845     新駅舎、駐車場設置
2004年(平成16年) 24,636 ←←←← 11,063 35,699      
2005年(平成17年) 25,880 ←←←← 11,706 37,586      
2006年(平成18年) 26,800 ←←←← 12,061 38,861      
2007年(平成19年) 28,202 ←←←← 13,904 42,106      
2008年(平成20年) 25,494 ←←←← 14,107 39,601      
2009年(平成21年) 26,668 ←←←← 13,506 40,174     駐車場増設
2010年(平成22年) 29,366 ←←←← 13,044 42,410      
2011年(平成23年) 32,658 ←←←← 14,583 47,241      

駅周辺

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駅前広場(2006年6月。右側はホーム、駅舎後ろに変電所(現在は撤去済み)がある)

隣の駅

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三岐鉄道
H 北勢線
楚原駅(H11) - 麻生田駅(H12) - 阿下喜駅(H13)

脚注

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  1. ^ a b c d e f g 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』 26号 長良川鉄道・明知鉄道・樽見鉄道・三岐鉄道・伊勢鉄道、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年9月18日、26頁。 
  2. ^ 北勢線 各駅の営業時間のご案内”. 三岐鉄道株式会社. 2024年6月25日時点のオリジナルよりアーカイブ2024年11月29日閲覧。
  3. ^ 三重県統計書 - 三重県
  4. ^ a b 三重県環境生活部文化振興課. “員弁川石の館”. いなべまちかど博物館. 三重県. 2022年5月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月16日閲覧。
  5. ^ a b 員弁川石の館”. いなべまちかど博物館. いなべ市. 2023年5月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月16日閲覧。

関連項目

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