鶴聖戦(かくせいせん)は、囲碁の早碁棋戦。1979年開始、2003年25期まで実施。2003年末から早碁選手権戦と統合され、「スーパー早碁」と名称を変更。

鶴聖戦
一般
概要
主催 日本航空株式会社
決勝 一番勝負
棋戦形式 12名による選抜トーナメント戦
持ち時間 60分
秒読み 1手30秒
創設年 1979
終了年 2003
公式サイト https://www.nihonkiin.or.jp/match/kakusei/archive.html
記録
最多優勝 大竹英雄(5回)
最長連覇 大竹英雄(2度)・加藤正夫王立誠(2連覇)
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開始から1985年まではTBSにて1局につき2週に分けて全局テレビ放映した。1986年以降は、公開対局とテレビ放映が行われた。1989年からは、北海道新聞東京新聞中日新聞愛媛新聞南日本新聞西日本新聞琉球新報棋譜掲載。2001年から囲碁・将棋チャンネルで放映。

方式

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  • 出場棋士は、第1-7期はタイトル保持者上位4名と予選勝ち抜き者1名の5人によるリーグ戦。8期以降は、賞金ランキング上位の日本棋院10名と関西棋院2名の、12人によるトーナメント戦。
  • 持ち時間は、第1-23期は一人10分、24期以降は1時間。使い切ると1手30秒の秒読み。
  • コミは5目半。

歴代優勝者と決勝戦

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(第8期からトーナメント決勝戦、左が優勝者)

  1. 1979年 林海峰
  2. 1980年 加藤正夫
  3. 1981年 大竹英雄
  4. 1982年 趙治勲
  5. 1983年 大竹英雄
  6. 1984年 大竹英雄
  7. 1985年 趙治勲
  8. 1986年 加藤正夫 - 大竹英雄
  9. 1987年 大竹英雄 - 小林光一
  10. 1988年 大竹英雄 - 高木祥一
  11. 1989年 王立誠 - 橋本昌二
  12. 1990年 片岡聡 - 王立誠
  13. 1991年 武宮正樹 - 大竹英雄
  14. 1992年 林海峰 - 大竹英雄
  15. 1993年 王立誠 - 加藤正夫
  16. 1994年 小林光一 - 趙治勲
  17. 1995年 加藤正夫 - 趙治勲
  18. 1996年 加藤正夫 - 小林覚
  19. 1997年 小林光一 - 加藤正夫
  20. 1998年 林海峰 - 加藤正夫
  21. 1999年 王立誠 - 加藤正夫
  22. 2000年 王立誠 - 彦坂直人
  23. 2001年 小林光一 - 依田紀基
  24. 2002年 依田紀基 - 小林光一
  25. 2003年 結城聡 - 羽根直樹

リーグ戦成績

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第1期(1978-79年)
順位 出場者 / 相手 藤沢 加藤 島村 工藤
1 林海峰 ×
藤沢秀行 ×
加藤正夫
島村俊宏 ×
工藤紀夫 × -
第2期(1979-80年)
順位 出場者 / 相手 加藤 大竹 石田 藤沢
1 加藤正夫 × 3 1
1 林海峰 × 3 1
3 大竹英雄 × × 2 2
4 石田芳夫 × × 2 2
5 藤沢秀行 × × × × - 0 4

加藤と林が3-1の同率プレーオフを行い、加藤が勝って優勝した。

第3期(1980-81年)
<順位 出場者 / 相手 大竹 加藤 石田 藤沢
1 大竹英雄
加藤正夫
石田芳夫
藤沢秀行
趙治勲
第4期(1981-82年)
順位 出場者 / 相手 大竹 藤沢 橋本 武宮
1 趙治勲 × 3 1
大竹英雄 × × 2 2
藤沢秀行 × × 2 2
橋本昌二 ×
武宮正樹 × × ×
第5期(1982-83年)
順位 出場者 / 相手 大竹 藤沢 加藤
1 大竹英雄
趙治勲 ×
藤沢秀行 × - × ×
加藤正夫 - ×
林海峰 × × 2 2
第6期(1983-84年)
順位 出場者 / 相手 大竹 加藤 武宮 片岡
1 大竹英雄 × 3 1
1 趙治勲 × 3 1
1 加藤正夫 × 3 1
4 武宮正樹 × × × 1 3
5 片岡聡 × × × × - 0 4

大竹、趙、加藤が3-1の同率プレーオフを行い、大竹が優勝した。

  • 1回戦 趙治勲 - 加藤正夫
  • 決勝戦 大竹英雄 - 趙治勲
第7期(1984-85年)
順位 出場者 / 相手 大竹 小林 加藤
1 趙治勲 × 3 1
2 大竹英雄 × × 2 2
2 林海峰 × × 2 2
2 小林光一 × × 2 2
5 加藤正夫 × × × - 1 3

記録

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  • 最多優勝 5回 大竹英雄

参考文献

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  • 棋道』『囲碁年鑑』日本棋院