鳥鳴海神

鳥鳴海神（トリナルミ）は、日本神話に登場する神。

鳥鳴海神
十七世神 第七代
先代	大国主神
次代	国忍富神
神祇	国津神
全名	鳥鳴海神（トリナルミノカミ）
神格	神事の神
父	大国主神
母	鳥取神
配偶者	日名照額田毘道男伊許知邇神
子	国忍富神
神社	成海神社 植木神社 多比鹿神社
記紀等	古事記

概要

『古事記』にのみ登場する国津神で、十七世神（とおまりななよのかみ）の一柱。名前のみの記述である。

名義は「鳥が霊を運ぶ、鳴り響く海」と考えられている。

系譜

大国主の系図（『古事記』による）。青は男神、赤は女神、黄は性別不詳

大国主神が八島牟遅能神の娘鳥取神を娶って生んだ神で、日名照額田毘道男伊許知邇神を娶り国忍富神を生んだ。

祀る神社

• 成海神社（愛知県犬山市羽黒八幡東） - 主祭神
• 植木神社（三重県伊賀市平田） - 配祀
• 多比鹿神社（三重県三重郡菰野町田光） - 合祀

脚注

参考文献

• 西宮一民 校注『古事記』新潮社〈新潮日本古典集成（新装版）〉、2014年10月30日。ISBN 978-4-10-620801-0。 

関連項目

• カヤナルミ - 『延喜式』巻八の「出雲国造神賀詞」に登場する神。同じくナルミを名に持つことから関連性が考察されている。
• 布忍富鳥鳴海神 - 十七世神の第十三代。

外部リンク

• 鳥鳴海神 – 國學院大學 古典文化学事業
• 寺社一覧｜犬山市
• 三重県神社庁教化委員会 » 植木神社
• 三重県神社庁教化委員会 » 多比鹿神社