鳥肌
(鳥肌が立つから転送)
鳥肌(とりはだ、英語: goose bumps[1])とは、寒さ(寒冷ストレス)や恐怖、あるいは驚きなどの情緒性ストレスに反応して、立毛筋が収縮し皮膚の毛孔部が隆起する現象[2][3]。鳥の毛を毟った痕のような細かい突起が出る。鵞皮(がひ)ともいう[4][3]。一部地域では「さぶいぼ」(寒くて出るイボの意味)ともいう[5]。
概説
編集交感神経の興奮・緊張による[6]もので、恐怖だけでなく、強い喜びや衝撃的な事実を知った際にもこの防御反応が引き起こされることがある[7]。ネコなどが毛を逆立てて威嚇をするのも鳥肌によるものである。
鳥肌が立っている状態を表す用語として、粟粒に比喩して「肌に粟を生じる」、「あわ立つ」、「総毛立つ」、「身の毛もよだつ」、「ぞっとする」という言葉が使われる[8]。
お風呂から上がった時によく見られる[要出典]。
集合体を見ると鳥肌が立つ症状がある(トライポフォビア。集合体恐怖症ともいう)[9]。
恐怖や感動による鳥肌を防ぐ術は発見されていない[10]。寒さによる鳥肌は、適切な服装を選ぶことである程度防ぐことができる[10]。
常に緊張感を持っていれば防ぐことができる[要出典]。
脚注
編集- ^ “goose bumpsの意味・使い方”. eow.alc.co.jp. 2024年12月27日閲覧。
- ^ “鳥肌が立つ真の理由は「毛を生やすため」との研究結果、ハゲ治療に光が差す可能性も”. GIGAZINE (2020年9月6日). 2023年6月14日閲覧。
- ^ a b 清水宏『あたらしい皮膚科学 第2版』中山書店、2011年、23頁。
- ^ 「鵞皮」 。
- ^ “なぜ関西は「鳥肌」ではなく「さぶいぼ」なの?”. ITmedia NEWS. 2024年12月27日閲覧。
- ^ “疑問氷解:鳥肌はどうして立つのか?”. 毎日新聞. 2024年12月27日閲覧。
- ^ “音楽を聴いて鳥肌が立つ人は”. block.fm. 2024年12月27日閲覧。 “鳥肌は交感神経の興奮や緊張、ストレスを感じた際にできる。交感神経が興奮や緊張などを感じる場面の例としては、寒い時や恐怖を感じた時、映画などで感動した時などが挙げられる。寒さを感じることによって交感神経が緊張を感じ、体から熱を逃さないようにするために、鳥肌が立つ。”
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2015年8月14日). “【赤字のお仕事】恐怖、それとも感動… あなたの「鳥肌が立つ」のはどんなとき?(3/3ページ)”. 産経ニュース. 2023年6月14日閲覧。
- ^ “「集合体恐怖症」はなぜ起こる?|東京ドクターズ”. tokyo-doctors.com. 2024年12月27日閲覧。
- ^ a b “寒いときに鳥肌が立つ理由を分かりやすく解説(季節・暮らしの話題 2020年10月26日)”. tenki.jp (2024年12月27日). 2024年12月27日閲覧。