高知赤十字病院
高知赤十字病院(こうちせきじゅうじびょういん)は、高知県高知市にある医療機関である。日本赤十字社高知県支部設置の病院である。
高知赤十字病院 | |
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情報 | |
正式名称 | 高知赤十字病院 |
英語名称 | Japanese Red Cross Kochi Hospital |
前身 |
日本赤十字社 高知支部療院 日本赤十字社 高知支部病院 |
標榜診療科 |
内科 消化器内科 呼吸器内科 循環器内科 血液内科 外科 整形外科 形成外科 脳神経外科 呼吸器外科 心臓血管外科 消化器外科 乳腺内分泌外科 皮膚科 泌尿器科 産婦人科 心療内科 精神科 リウマチ科 リハビリテーション科 放射線科 麻酔科 病理診断科 脳神経内科 糖尿病・腎臓内科 小児科 眼科 耳鼻いんこう科 |
許可病床数 |
402床 一般病床:402床 |
機能評価 | 機能評価別版評価項目3rdG:Ver.1.1 |
開設者 | 日本赤十字社高知県支部 |
管理者 | 浜口伸正(院長) |
開設年月日 | 1928年(昭和3年)8月 |
所在地 |
〒780-8562(専用) 高知県高知市秦南町一丁目4番63-11号 |
位置 | 北緯33度34分10秒 東経133度32分46秒 / 北緯33.56944度 東経133.54611度座標: 北緯33度34分10秒 東経133度32分46秒 / 北緯33.56944度 東経133.54611度 |
二次医療圏 | 中央 |
PJ 医療機関 |
旧称は、日本赤十字社高知支部療院・日本赤十字社高知支部病院(にほん/にっぽんせきじゅうじしゃこうちしぶりょういん・にほん/にっぽん せきじゅうじしゃこうちしぶびょういん)。
地域医療支援病院の承認を受ける他、地域がん診療連携拠点病院、災害拠点病院(地域災害医療センター)などの指定を受ける。
沿革
編集医療機関の指定等
編集- 保険医療機関[3]
- 救急告示医療機関
- 地域医療支援病院[3]
- 救命救急センター[3]
- 高知県がん診療連携推進病院[4]
- 高知DMAT指定医療機関[5]
- 臨床研修指定病院(管理型・協力型)
- 災害拠点病院[3]
- 労災保険指定医療機関[3]
- 指定自立支援医療機関(更生医療)[3]
- 指定自立支援医療機関(育成医療)[3]
- 指定自立支援医療機関(精神通院医療)[3]
- 身体障害者福祉法指定医の配置されている医療機関
- 生活保護法指定医療機関[3]
- 結核指定医療機関[3]
- 指定養育医療機関[3]
- 指定小児慢性特定疾病医療機関[3]
- 母体保護法指定医の配置されている医療機関[3]
- 難病の患者に対する医療等に関する法律に基づく指定医療機関[3]
- 原子爆弾被害者一般疾病医療取扱医療機関[3]
- DPC対象病院[3]
- 公益財団法人日本医療機能評価機構認定病院[6]
- このほか、各種法令による指定・認定病院であるとともに、各学会の認定施設でもある。
診療科
編集内科系診療科
編集外科系診療科
編集その他診療科
編集- 診療協働部門
- 看護部
- 検査部
- 薬剤部
- リハビリテーション科部
- 医療社会事業部
- 栄養課
- 救命救急センター
出来事
編集- 1999年2月 - 当院に搬送された患者(40代)が、25日に脳死状態と診断された。この判定は一旦覆るが、27日から28日未明にかけての判定作業で、法的に脳死が確定(国内初の脳死判定)。患者が臓器提供意思表示カード(提供意思許諾の内容)を持っていため、大阪大学医学部附属病院で心臓の、信州大学医学附属病院で肝臓の移植手術が行われ、東北大学病院と国立長崎中央病院(現・国立病院機構長崎医療センター)には腎臓が、高知医科大学(現・高知大学医学部)には角膜が送られ、国内初の臓器移植法に基づく初の脳死移植が行われた[7]。
移転・病棟新築
編集2013年(平成25年)8月26日の「高知県・高知市連携会議」での尾﨑正直高知県知事(日本赤十字社高知県支部長兼任)と岡﨑誠也高知市長の会談により、「高知赤十字病院を旧・シキボウ高知工場跡地(高知市所有)に移転する方向で検討すること」が決定された。[8]
移転スケジュールとしては、2014年(平成26年)6月を目途に基本構想及び基本計画を策定し、その後、施設の基本設計、実施設計を行い、2017年(平成29年)4月に新病院建設に着工、2019年度(平成31年度・令和元年度)に新病院開院とする予定となった。
移転地の隣接地には高知市北消防署があり、救急出動の際には救命救急センターの医師が救急車に同乗するなど、迅速かつ適切な救命活動を実施することで救命率の向上を図った。さらに、北消防署には訓練施設(救急車のカットモデルや研修室)が整備され、その施設と病院の救急機能を活用しながら、高知市はもとより県全体の救急隊の効率的かつ効果的な実習研修をこれまで以上に行うことにより、良質な救急医療を提供し県全体の救急医療の充実を図る。併せて、新たに整備するヘリポートを活用して、中央医療圏にとどまらず、安芸・高幡医療圏に迅速な救急医療を提供し、地域全体の安心・安全を守る施設としてさらなる救急医療の充実を図っていく。[9]
交通アクセス
編集関連項目
編集- 災害派遣医療チーム(DMAT)
脚注
編集出典
編集- ^ 「命の砦」着々 高知日赤病院の移転まで半年 準備が本格化 - 高知新聞 - 2018.11.22 - 2019年5月7日閲覧。
- ^ 高知赤十字病院が移転開院 - テレビ高知 - 2019年5月6日(月) - 2019年5月7日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p “高知県救急医療・広域災害情報システム - こうち医療ネット”. 高知県 健康政策部 医療政策課. 2021年6月8日閲覧。
- ^ “がん医療水準の向上のページ”. 高知県 健康政策部 健康対策課. 2021年6月8日閲覧。
- ^ 「高知DMAT」に関すること 更新日 2012年02月10日
- ^ “病院評価結果の情報提供”. 公益財団法人日本医療機能評価機構. 2021年6月8日閲覧。
- ^ “国内初の脳死判定”. YOLヨミウリ・オンライン20周年. 2021年6月8日閲覧。
- ^ “高知赤十字病院だよりvol.20”. 高知赤十字病院. 2015年1月2日閲覧。
- ^ “高知赤十字病院施設整備計画 平成 26 年 6 月”. 日本赤十字社高知県支部 高知赤十字病院. 2015年1月2日閲覧。
- ^ “交通アクセス”. 高知赤十字病院. 2021年6月8日閲覧。