高知市野球場
高知市野球場(こうちし・やきゅうじょう)は、高知県高知市の高知市総合運動場内にある野球場。施設は高知市が所有し、公益財団法人高知市スポーツ振興事業団が指定管理者として運営管理を行っている。略称は「高知球場」[1][2]。
高知市野球場 Kochi Municipal Baseball Stadium 日本トーター野球場 | |
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高知市野球場 | |
施設データ | |
正式名称 | 高知市総合運動場野球場 |
所在地 | 高知県高知市大原町158番地(高知市総合運動場内) |
座標 | 北緯33度33分8.4秒 東経133度31分46.5秒 / 北緯33.552333度 東経133.529583度座標: 北緯33度33分8.4秒 東経133度31分46.5秒 / 北緯33.552333度 東経133.529583度 |
開場 | 1933年5月 |
所有者 | 高知市 |
管理・運用者 | 公益財団法人高知市スポーツ振興事業団(指定管理者) |
グラウンド |
内野:クレー舗装 外野:天然芝 |
スコアボード | 磁気反転式 |
照明 | 照明塔6基 |
収容人員 | |
6,000人 | |
グラウンドデータ | |
球場規模 |
グラウンド面積: 両翼 - 96 m 中堅 - 121 m |
歴史
編集1970年代から1989年に阪急(オリックス)ブレーブスが、また1991年から2003年までは福岡ダイエーホークスが春季キャンプを開催した。2005年からはオリックス・バファローズが実質的には16年ぶりに第2次キャンプ会場として使用した。期間中、阪神タイガースとのオープン戦も1試合開催されているが、2010年は行わなかった(代わりに高知県立春野運動公園野球場(埼玉西武ライオンズの2軍キャンプ地)で開催している)。その他に、毎年オリックス主催でウエスタン・リーグ公式戦が2試合行われている。
また同2005年より独立リーグの四国アイランドリーグplus・高知ファイティングドッグスの本拠地球場として使用されている。
日本生まれの韓国の野球指導者・金星根は、2007年以降指揮する野球チームの春季キャンプで本球場を使用した。まず2007年から2011年までSKワイバーンズが使用し、2012年から2014年まで高陽ワンダーズ(2014年解散)が春季キャンプを行っていた。2015年から金星根監督の指揮するハンファ・イーグルスが春季キャンプを行っていた(2017年以降は二軍のみ)。それ以外の韓国の野球チームでは2013年から2018年まで、11月にLGツインズが秋季キャンプを行っていた。
2010年8月に高知県と高知市の連携会議で、2012年春の完成をめざしてナイター設備を建設することで合意した[3]。ナイター設備の設置工事は2011年に実施。鉄塔は高知よさこい祭りで使われる鳴子をイメージしたもので照度は内野1500ルクス・外野800ルクス、NPBの定める条件は満たさないが、社会人野球や高校野球の公式戦は実施可能である[4]。2012年3月10日にこけら落としとして高知ファイティングドッグスと四国銀行硬式野球部の試合が実施された[5]。
ナイター開催は可能となったが、四国アイランドリーグplusの試合においては9回未満であっても21時30分を過ぎて新しいイニングには入らず、同点の場合は引き分けとするルールが定められている[6]。
2024年10月1日より日本トーター株式会社が、高知市総合運動場のネーミングライツを取得。野球場は「日本トーター野球場」となった。
施設概要
編集- 両翼:96m、中堅:121m(2002年のよさこい高知国体の会場として使用するため両翼92m、センター116mから拡大)
- 内野:土、外野:天然芝
- 収容人員:6,000人
- スコアボード:磁気反転式
- 照明設備:6基
プロ野球公式戦開催実績
編集高知県では唯一プロ野球公式戦が開催された球場で、2018年終了時点で5試合開催。内訳はセ・リーグ3試合、パ・リーグ2試合。
総合運動場その他の施設
編集交通
編集脚注
編集- ^ “高知球場 | スポーツ施設照明 野球場 | 納入事例”. 岩崎電気. 2020年9月10日閲覧。
- ^ “高知FD公式戦きょう8/1再開 高知球場、観客解禁”. 高知新聞. (2020年8月1日) 2020年9月10日閲覧。
- ^ 高知球場にナイター整備高知新聞2010年8月25日
- ^ 夜の街に輝く高知球場高知新聞2011年12月8日
- ^ 高知球場で高知県初のナイター高知新聞2012年3月11日
- ^ 「高知球場開催試合における時間制限」のお知らせ 四国アイランドリーグplusニュースリリース(2012年4月6日)