高敞、和順、江華の支石墓群
座標: 北緯34度58分0.012秒 東経126度55分45.012秒 / 北緯34.96667000度 東経126.92917000度
高敞、和順、江華の支石墓群(コチャン、ファスン、カンファのしせきぼぐん、고인돌 유적、コインドルユジョク)は、大韓民国西部地域に散在するユネスコの世界遺産(文化遺産)。
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江華島の支石墓 | |||
英名 | Gochang, Hwasun, and Ganghwa Dolmen Sites | ||
仏名 | Sites de dolmens de Gochang, Hwasun et Ganghwa | ||
登録区分 | 文化遺産 | ||
登録基準 | (3) | ||
登録年 | 2000年 | ||
公式サイト | 世界遺産センター | ||
地図 | |||
使用方法・表示 |
高敞、和順、江華の支石墓群 | |
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各種表記 | |
ハングル: | 고창 화순 강화 고인돌 유적 |
漢字: | 高敞和順江華고인돌遺跡 |
発音: | コチャン ファスン カンファ コインドル ユジョク |
英語表記: | Gochang Hwasun Ganghwa Goindol Yujeok |
概要
編集支石墓(朝: 고인돌、コインドル)は、紀元前1000年から紀元前100年にかけて、大きな石で造られた墓のことである。支石墓には、足の長い石柱に石を載せテーブル状に石を組んだ「北方式」と短い石柱に石を載せた碁盤状に石を組んだ「南方式」の2種類がある。
世界的に見て、支石墓は欧州のイギリスやフランスがひとつの中心で、南インド、東南アジア、中国沿海部にも存在するが、朝鮮半島が世界で最も支石墓の数が多い。
高敞の支石墓群
編集全北特別自治道高敞郡高敞邑・雅山面にある支石墓群。約1,764メートルの範囲に442基の支石墓が群集する。韓国最大の支石墓密集地域である。北方式と南方式が混在する。
和順の支石墓群
編集光州広域市の南、全羅南道和順郡道谷面・春陽面にある支石墓群。10キロにわたり約500基の支石墓が分布する。最近発見され、保存状態が良い。南方式。
江華の支石墓群
編集地理位置
編集ID[1] | 名称 | 画像 | 所在地・座標 | 面積 | 緩衝地帯面積 | 内訳[2] |
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977-001 | 高敞の支石墓群 | 全北特別自治道高敞郡高敞邑 北緯35度26分50.017秒 東経126度38分57.372秒 / 北緯35.44722694度 東経126.64927000度 |
8.38 ha | 8.07 ha | 高敞竹林里支石墓群(史跡) | |
977-002 | 和順の支石墓群 | 全羅南道和順郡道谷面、春陽面 北緯34度59分12.221秒 東経126度55分1.78秒 / 北緯34.98672806度 東経126.9171611度 |
31 ha | 190 ha | 和順孝山里および大薪里支石墓群(史跡) | |
977-003 | 江華の支石墓群 | 仁川広域市江華郡河岾面、内可面、江華邑、両寺面 北緯37度46分25.77秒 東経126度26分14.028秒 / 北緯37.7738250度 東経126.43723000度 |
12.27 ha | 116.48 ha | 江華富近里支石墓(史跡)、以下仁川広域市記念物:江華内可鰲上里コインドル、江華大山里支石墓、江華富近里チョムゴルコインドル、江華富近里コインドル群、江華三巨里コインドル群、江華古川里コインドル群、江華鰲上里コインドル群、江華橋山里コインドル群 |
登録基準
編集この世界遺産は世界遺産登録基準のうち、以下の条件を満たし、登録された(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。
- (3) 現存するまたは消滅した文化的伝統または文明の、唯一のまたは少なくとも稀な証拠。
脚注
編集- ^ “Gochang, Hwasun and Ganghwa Dolmen Sites - maps” (英語). UNESCO World Heritage Centre. 2023年12月21日閲覧。
- ^ “한국의 세계유산 - 고창ㆍ화순ㆍ강화 고인돌 유적”. 문화재청 국가문화유산포털. 2023年12月21日閲覧。