養老寺
岐阜県養老郡養老町にある真宗大谷派の寺院
養老寺(ようろうじ)は、岐阜県養老郡養老町にある真宗大谷派の寺院である。
養老寺 | |
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所在地 | 岐阜県養老郡養老町 |
位置 | 北緯35度17分2.7秒 東経136度32分36.0秒 / 北緯35.284083度 東経136.543333度座標: 北緯35度17分2.7秒 東経136度32分36.0秒 / 北緯35.284083度 東経136.543333度 |
山号 | 滝寿山 |
宗旨 | 浄土真宗 |
宗派 | 真宗大谷派 |
本尊 | 十一面千手観世音菩薩 |
文化財 | 木造千手観音立像、太刀(銘国光)、剣(銘不明)(重要文化財)ほか |
法人番号 | 6200005005282 |
概要
編集山号は滝寿山。「養老孝子伝説」の源丞内ゆかりの寺院であり、不老長寿に利益(りやく)があるという。多芸七坊の1つ。
沿革
編集伝承によれば、奈良時代の元正天皇の御代、源丞内(養老孝子伝説の実在した人物。後の美濃守)が開いたという。当時は法相宗の寺院であった。天平年間、(養老山麓は法相宗修業地となり、大規模な伽藍が造られた。当時は現在の養老町高林地区(現在より東南約1km)にあった。
永禄年間(1558年~1569年)、織田信長の兵火で焼失するが、天正年間に伊藤祐盛が現在地に小堂として再建し、その後1607年(慶長12年)に美濃国高須藩藩主徳永寿昌の援助で本堂が再建される。このころ浄土真宗に改宗する。
文化財
編集- 岐阜県指定重要文化財
所在地
編集- 岐阜県養老郡養老町養老公園1276-1
交通アクセス
編集その他
編集「養老孝子伝説」の登場人物の源丞内の墓は、養老寺の境内に実在する。
毎年3月の春分の日、菊水泉「名水百選」の水を滝守不動明王に奉納し、養老の滝の安全を祈願する。
「養老孝子伝説」は、鎌倉時代の古今著聞集に記載されているものであり、親孝行の教訓として語り伝えられた話という。
滝守不動明王堂の不動明王は鯰に乗ってきたといわれ、鯰を食べて参拝したり、滝に浴すると罰があたるといわれる。