飛騨神岡駅
日本の岐阜県飛騨市にあった神岡鉄道の駅
飛騨神岡駅(ひだかみおかえき)は、岐阜県飛騨市神岡町船津にあった神岡鉄道神岡線の駅。
飛騨神岡駅* | |
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駅舎(2006年9月) | |
ひだかみおか HIDAKAMIOKA | |
◄神岡鉱山前 (1.2 km) (1.0 km) 神岡大橋► | |
所在地 | 岐阜県飛騨市神岡町船津1409 |
所属事業者 | 神岡鉄道 |
所属路線 | 神岡線 |
キロ程 | 18.1 km(猪谷起点) |
電報略号 | フナ(飛騨船津駅時代) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1966年(昭和41年)10月6日[1] |
廃止年月日 | 2006年(平成18年)12月1日 |
備考 | 路線廃止に伴う廃駅 |
* 開業時の駅名は「飛騨船津」。1984年に「飛騨神岡」へ改称。 |
歴史
編集駅構造
編集単式ホーム1面1線を有する高架駅であった。線路は急傾斜を避けるべく山肌に敷かれているため、谷あいに開けた神岡中心街の上を鉄橋で越えており、鉄橋の両端に迫る山をトンネルで抜けていた。ホームはその鉄橋の上に設けられ、ホーム上にはその他恵比寿の木像を祀る祠が建てられていた。ホームの下には神通川水系高原川の支流山田川が流れており、二つのトンネルを橋で直接結び山田川を渡る形になっていた。
ホームの猪谷方の端から階段を降りたところに駅舎が置かれていた。コンクリート造り一階建てで、内部には待合所やトイレのほか、駅事務室部分を改装した美容室があり営業を行っていた。当駅は完全な無人駅であり、美容室では乗車券の販売などは一切行われていなかった。駅舎はホームよりは低いものの街より高い位置にあり、駅舎を出るとさらに階段を下りて外に出る。
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冬の飛騨神岡駅(2005年12月)
駅周辺
編集旧神岡町中心街および旧町役場の最寄り駅で、徒歩約300 mで中心市街に出る。そこから高原川を渡ると旧神岡町役場に出る。当駅周辺には人家が多くあり商店などもよく見られる。
当駅の階段を下るとすぐに幸土泉水という湧き水があり、昔から清水が湧いていたと伝えられている。山肌に沿って造られた国道41号のバイパス工事によって水源の断たれることが危惧されたが、枯れることを免れ今も清水を湛えている。