風暴1号
風暴1号(中: 风暴一号、Feng Bao 1; FB-1)は中華人民共和国の打ち上げロケット。1972年から1981年に使用された。文化大革命に関係した政治的理由[1]により同時期に開発されていた長征2号に現在はその役割を譲っている。
FB-1 | |
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基本データ | |
運用国 | 中国 |
使用期間 | 1972年 - 1981年 |
射場 | 酒泉衛星発射センター(LA-2B) |
打ち上げ数 | 11回(成功7回) |
原型 | DF-5 |
物理的特徴 | |
段数 | 2段 |
総質量 | 191,700kg |
全長 | 33 m |
直径 | 3.35 m(本体部分) |
軌道投入能力 | |
低軌道 | 2,500kg |
風暴1号はDF-5ミサイルを元に開発され、11回打ち上げられるも、そのうち4回が失敗している[2]。打ち上げは酒泉衛星発射センターから行われた。
打ち上げ記録
編集日時 (GMT) | S/N | ペイロード | 成否 | 特記 |
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1972年8月10日00:32[3] | 701-02 | Shiyan Peizhong | 成功 | 弾道飛行試験、遠点:200km |
1973年9月18日12:12[3] | 701-03 | JSSW (1)[2] | 失敗 | |
1974年7月12日13:55[3] | 701-04 | JSSW (1)[2] | 失敗 | 姿勢制御ミス[1] |
1975年7月26日13:28[1] | 701-05 | JSSW 1[2] | 成功 | |
1975年12月16日09:19[1] | 701-06 | JSSW 2[2] | 成功 | |
1976年8月30日11:53[1] | 701-07 | JSSW 3[2] | 成功 | |
1976年11月10日09:05[3] | 701-08 | JSSW (4)[2] | 失敗 | |
1977年9月14日00:15[3] | 701(II)-01 | DDDS | 成功 | 弾道飛行試験、遠点:200km |
1978年4月16日16:39[3] | 701(II)-02 | DDDS | 成功 | 弾道飛行試験、遠点:200km |
1979年7月27日21:28[3] | XCZ-1-02 | SJ (2)?[2] | 失敗 | 2段目不具合 |
1981年9月19日21:28:40[3] | XCZ-1-02 | 実践2号 実践2号甲 実践2号乙[4] |
成功 | 3機同時打ち上げ |
関連項目
編集参考文献
編集- ^ a b c d e Wade, Mark. “CZ”. Encyclopedia Astronautica. 2009年1月25日閲覧。
- ^ a b c d e f g h Krebs, Gunter. “FB-1 (Feng Bao-1)”. Gunter's Space Page. 2009年1月25日閲覧。
- ^ a b c d e f g h McDowell, Jonathan. “DF-5”. Launch vehicles database. Jonathan's Space Page. 2009年1月25日閲覧。
- ^ “人類に幸せをもたらす宇宙開発”. 人民中国. 2010年3月27日閲覧。