音戸町
日本の広島県安芸郡にあった町
音戸町(おんどちょう)は、広島県にあった町。安芸郡に属した。町域は、呉市の南方の瀬戸内海に浮かぶ倉橋島の北側約3分の1を占めていた。
おんどちょう 音戸町 | |||||
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廃止日 | 2005年3月20日 | ||||
廃止理由 |
編入合併 音戸町、蒲刈町、倉橋町、豊浜町、安浦町、豊町 → 呉市 | ||||
現在の自治体 | 呉市 | ||||
廃止時点のデータ | |||||
国 | 日本 | ||||
地方 | 中国地方(山陽地方) | ||||
都道府県 | 広島県 | ||||
郡 | 安芸郡 | ||||
市町村コード | 34311-1 | ||||
面積 | 18.73 km2 | ||||
総人口 |
14,917人 (2004年3月31日) | ||||
隣接自治体 | 安芸郡倉橋町 | ||||
町の木 | ヤマモモ | ||||
町の花 | サツキ | ||||
音戸町役場 | |||||
所在地 |
〒737-1203 広島県安芸郡音戸町鰯浜一丁目1番1号 | ||||
座標 | 北緯34度11分40秒 東経132度32分11秒 / 北緯34.19433度 東経132.53633度座標: 北緯34度11分40秒 東経132度32分11秒 / 北緯34.19433度 東経132.53633度 | ||||
ウィキプロジェクト |
沿革
編集- 1889年4月1日 - 市町村制施行。音戸町域には当時いずれも安芸郡に属する瀬戸島村と渡子島村が存在した。
- 1906年1月1日 - 瀬戸島村が村名改称の上町制施行して音戸町(初代)が成立する。
- 1932年4月1日 - 音戸町(初代)と渡子島村が対等合併して音戸町(2代)が成立する。
- 1932年9月13日 - 音戸町と鍋桟橋を結ぶ汽船が沈没。死者・行方不明者29人。定員23人の小型船に6倍近くの137人が乗ったことによる事故[1]。
- 1961年12月4日 - 音戸ノ瀬戸に音戸大橋(当時は有料道路。1974年無料開放)がかかり、倉橋島が本土と陸続きになる。
- 1973年10月27日 - 早瀬大橋が東能美島との間の早瀬瀬戸にかかり、江田島・西能美島・東能美島(この2島は総称して能美島と称することもある)と陸続きになる。
- 2005年3月20日 - 安芸郡蒲刈・倉橋両町及び豊田郡豊浜・安浦・豊各町とともに呉市に編入されて消滅する。
主要施設
編集地理
編集山
編集- 古観音山 (246m)
島
編集- 三子島
名所・旧跡
編集- 清盛塚
- コンクリート船 - 旧日本海軍で使用された曳航式輸送船。坪井漁港に防波堤として沈設された。
産業
編集大字・町名(2005年3月19日当時のデータ)
編集- 有清1 - 2丁目(ありきよ)
- 鰯浜1 - 3丁目(いわしはま)
- 音戸(おんど)
- 北隠渡1 - 2丁目(きたおんど)
- 先奥1 - 3丁目(さきおく)
- 高須1 - 3丁目(たかす)
- 田原1 - 3丁目(たはら)
- 坪井1 - 3丁目(つぼい)
- 渡子(とのこ)
- 渡子1 - 3丁目(とのこ)
- 畑1 - 3丁目(はた)
- 波多見1 - 11丁目(はたみ)
- 早瀬1 - 3丁目(はやせ)
- 引地1 - 2丁目(ひきじ)
- 藤脇1 - 3丁目(ふじのわき)
- 南隠渡1 - 4丁目(みなみおんど)
交通(2005年3月19日当時のデータ)
編集鉄道
編集島のため町内は通っていない。
道路
編集- 国道
- 主要地方道
- 一般県道
教育(2012年4月1日当時のデータ)
編集小学校
編集- 音戸町立音戸小学校
- 音戸町立波多見小学校
- 音戸町倉橋町広域行政組合立明徳小学校(倉橋町側に所在)
中学校
編集- 音戸町立音戸中学校
- 音戸町倉橋町広域行政組合立明徳中学校(音戸町側に所在)
高等学校
編集音戸町出身の有名人
編集脚注
編集- ^ 『呉市史 第5巻』pp.245 昭和63年3月31日 呉市史編纂委員会編
関連項目
編集外部リンク
編集- 音戸町ホームページ(2005/01/30アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
- 市町村合併資料集(合併建設計画・合併協議会会議録) - 呉市ホームページ