雍和宮
北京にあるチベット仏教の寺院
雍和宮(ようわきゅう、拼音: 、満洲語:ᡥᡡᠸᠠᠯᡳᠶᠠᠰᡠᠨ
ᡥᡡᠸᠠᠯᡳᠶᠠᡴᠠ
ᡤᡠᠩ、転写:hūwaliyasun hūwaliyaka gung)は、中華人民共和国北京市東城区にある北京最大のチベット仏教の寺院。
沿革
編集清の康熙33年(1694年)、皇子時代の雍正帝の居館として建築された。雍正帝が雍親王に封じられていたことから、即位前は「雍王府」と呼ばれていた。康熙50年(1711年)には後の乾隆帝が雍王府内で誕生している。雍正帝即位後の雍正3年(1725年)には宮殿に昇格。
雍正帝の死後、皇帝の旧居を他人の住居とするのははばかられたこともあり、清が北京を首都と定めて百年目の乾隆9年(1744年)に寄進されて寺院となった。
伽藍
編集(南から、年は創建)
- 昭泰門(genggiyen elhe duka)[1]
- 雍和門殿[1]:1496年。弥勒仏像、四天王像
- 雍和宮殿[1]:1496年。羅漢像
- 永佑殿(enteheme kalmaha diyan):1694年。無量寿仏像、薬師仏像、獅吼仏像
- 法輪殿(ging ni kurdun be forgošobure diyan):1744年。文殊菩薩像
- 戒台楼(1780年) / 班禅楼(1780年)
- 大威徳明王楼(1744年) / 昭仏楼(1694年)
- 万福閣(tumen hūturi asari):1748年。弥勒大仏
- 延綏閣(1748年) / 永康閣(1748年)
- 綏成殿(toktobuha mutebuhe diyan):1744年。古代インドの僧侶像
- 西順山楼(1744年) / 東順山楼(1744年)