階段ピラミッド
階段ピラミッド(かいだんピラミッド、英: step pyramid)は、複数の層が重なり階段状になったピラミッドである。各地の古代文明で独自に考案され作られた。
西アジア
編集→詳細は「ジッグラト」を参照
ジッグラトは古代メソポタミアで生まれ、ペルシャにも作られた。
エジプト
編集エジプト最古のピラミッドは、サッカラにあるジェセル王のピラミッド(サッカラのピラミッド)で、階段ピラミッドである。紀元前27世紀のエジプト第3王朝第2代ファラオのジェセルが、イムホテプに造らせた。
ジェセルのピラミッドは、6層の階段状ピラミッドで、各層は、ピラミッド以前の方形の墓であるマスタバ状になっている。
続く第3~第5代のセケムケト、カーバー、フニも似た構造の階段ピラミッドを造ったが、いずれも半ば崩壊し埋没している。
フニが建造を開始し、第4王朝最初の王スネフェルが完成させたメイドゥームのピラミッドは、階段状ではあるものの、滑らかな側面への変化が見られる。
スフェネルの屈折ピラミッドになると、階段は無くなった。
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Zawiyet el-Meitinの「Zawiyet el-Meitin のピラミッド」
アメリカ大陸
編集最も多くの階段ピラミッドが造られたのは、マヤ、アステカ、トルテカといったアメリカ大陸の古代文明である。
トラチウアルテペトル(チョルーラのピラミッド)やテンプロ・マヨールなどでは、古いピラミッドの上に新しい層が増築され、階段ピラミッドとなった。
以下、国名なしはメキシコ。