隆禅寺
徳島県阿南市宝田町にある高野山真言宗の寺院
隆禅寺(りゅうぜんじ)は、徳島県阿南市宝田町にある高野山真言宗の寺院[1]。本尊は阿弥陀如来。山号は金栗山。四国三十三観音霊場7番札所。阿波秩父観音霊場16番札所。
所在地 | 徳島県阿南市宝田町久保田119-12 |
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山号 | 金栗山 |
院号 | 瑞雲院 |
宗派 | 高野山真言宗 |
本尊 | 阿弥陀如来 |
創建年 | 673年(白鳳2年) |
開山 | 通海上人 |
開基 | 天智天皇、天武天皇 |
正式名 | 金栗山 瑞雲院 隆禅寺 |
別称 | 大寺 |
札所等 |
四国三十三観音霊場7番札所 阿波秩父観音霊場16番札所 |
法人番号 | 6480005004562 |
歴史
編集白河上皇が霊夢を感じ、京都の東寺の名僧であった長範僧上に命じて、廃絶していた隆禅寺を再興させ、後の後鳥羽上皇の時代に源頼朝が先帝勅願の名跡を再興しようと尽力したと伝わる[2]。
「にらみ地蔵」人を殺した武士が発心し隆禅寺の住職になった。年月が経ち昔に殺した人が敵討ちにやってきた。住職は出家したために刀がなかったので首をはねてくれというと武士は無抵抗の者は殺せないと言った。押し問答の末、住職が毎日にらみくらべをしようと提案し、本堂に出てにらみくらべをするようになった。やがて、住職は精気が尽きて倒れ武士は目的を達成して帰っていったそののちに住職を供養するために粗末な石地蔵を建てた。人々はそれを「にらみ地蔵」と呼び、山門のわきにわびしくたっている[3]。