陳善美
陳 善美(チン・ソンミ、朝鮮語: 진선미、1967年5月14日 - )は、韓国の弁護士、女性政治家、フェミニスト。元女性家族部長官、第19・20・21・22代国会議員[1]。
陳善美 진선미 | |
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生年月日 | 1967年5月14日(57歳) |
出生地 | 韓国全羅北道淳昌郡 |
出身校 | 成均館大学校法学科 |
所属政党 |
(民主統合党→) (民主党→) (新政治民主連合→) 共に民主党 |
第7代 女性家族部長官 | |
在任期間 | 2018年9月21日 - 2019年9月8日 |
大統領 | 文在寅 |
選挙区 |
(比例代表→) ソウル江東区甲 |
当選回数 | 4回 |
在任期間 | 2012年5月30日 - 現職 |
経歴
編集全羅北道淳昌郡生まれ。淳昌女子高等学校、成均館大学校法学科卒業。女性新聞諮問委員、韓国家庭法律相談所相談委員、環境運動連合公益法律センター運営委員、民主社会のための弁護士会女性人権委員会委員長などを務めた。法律事務所などで弁護士としても活動している[1]。
第19代総選挙で民主統合党(後の新政治民主連合)の比例代表として初当選。第20代総選挙と第21代総選挙では共に民主党からソウル江東区甲選挙区で出馬し当選した[1]。国会議員在任中に女性の保護に力を入れ、生活同伴者保護法の成立やアダルトサイトの閉鎖を達成した[4][5]。2018年9月21日に文在寅政権の女性家族部長官に任命された[6]。
女性家族部長官
編集女性家族部長官在任中、いくつかの政策を推進した。例えば、女性家族部がセクハラ・性差別事件について直接調査し、刑事告発する権限を持つような法制化を推進した[7][8]。また、2019年の新年業務報告で、民間企業の女性役員比率を高めるためのインセンティブとして、企業の女性役員の比率を国民年金などの大規模な公的基金の投資基準項目に反映するように検討すると言ったが、韓国企業の女性役員の比率と投資収益性の間の関連性を科学的に分析した資料は事実上存在しないという批判を受けた[9]。2019年2月、女性家族部は放送で出演者の外見や性役割などを不平等に表現しないことを勧告する「性平等放送番組制作案内書」を配布したが、その中に「似たような外見の出演者が過度に出演しないようにする」という出演者の外貌を規制する内容があったため、河泰慶からは「女子全斗煥」と批判された[10]。
エピソード
編集成均館大学校の先輩だった夫とは1998年に結婚式を挙げたが、婚姻届をずっと提出しなかった。戸主制の廃止を唱えたため、婚姻届の提出を先延ばししたが、戸主制廃止以降も事実婚の関係を維持し続けた[11]。しかし、19年後の第20代総選挙の1か月前に婚姻届を提出した[12]。また、夫は1996年に防衛産業を営む会社を設立した[13]。
2017年12月時点では保有する財産額が現職国会議員の中で最下位であり、合計は-14億ウォンである[12]。
2018年12月、作家のオ・セラビのSNSでの投稿や女性新聞の報道によると、陳は国会議員初当選時に男性嫌悪電子掲示板・メガリアの会員から1000万ウォン以上の献金を受け取ったことがわかった[14]。また、女性家族部長官在任中、ラジオ番組で「メガリアがミラーリングで問題を提起しなかったら、ソラネットが廃止されなかっただろう」と同サイトを擁護した[15]。
2020年の元ソウル特別市長の朴元淳によるセクハラ事件の発覚後、高旼廷、南仁順と共に被害者女性を「被害呼訴人」と呼んだため、批判を受けた[16]。
2020年11月、国会国土交通委員長、共に民主党未来住宅推進団長としてソウル市内の賃貸住宅を視察後、「アパートに対する幻想を捨てれば、賃貸住宅でもうまく暮らせるという確信ができた」「私が住んでいるアパートと(賃貸住宅を)比較しても全く差がない。部屋が3つある」と発言したが、陳本人は保証金1億5千万ウォン、家賃75万ウォンほどで契約した江東区内の高級アパートに住んでいるため、ネット上で批判された[17]。
脚注
編集- ^ a b c “대한민국헌정회”. www.rokps.or.kr. 2022年4月3日閲覧。
- ^ “제20대 국회의원선거에 출마한 여양진씨 종인들을 응원합니다!”. 여양진씨대종회 (2016年4月7日). 2023年10月7日閲覧。
- ^ “진선미 의원 친오빠도 변호사 겸 새정치연합 당원” (朝鮮語). 더팩트 (2015年2月12日). 2023年10月7日閲覧。
- ^ 김규남 (2018年8月31日). “호주제·소라넷 폐지 앞장…진선미 “성평등 컨트롤타워 될 것”” (朝鮮語). news.naver.com. 2022年4月3日閲覧。
- ^ 홍혜은 (2018年9月20日). “30대 비혼 여성인 나, 진선미 내정자가 달리 보입니다” (朝鮮語). news.naver.com. 2022年4月3日閲覧。
- ^ 최경민 |기자 (2018年9月21日). “文대통령, 유남석 헌재소장-정경두·진선미 등 장관 4명 임명” (朝鮮語). news.naver.com. 2022年4月3日閲覧。
- ^ “[단독]여가부, 성희롱·성차별 사건 직접조사권 갖는다” (朝鮮語). 머니투데이 (2019年1月28日). 2023年10月7日閲覧。
- ^ 변보경 (2019年1月28日). “여가부, 성희롱·성차별 사건 ‘직접조사’하는 법 추진한다” (朝鮮語). 인사이트. 2023年10月7日閲覧。
- ^ “여가부 정책 안팎 구설수” (朝鮮語). 국민일보 (2019年1月13日). 2023年10月7日閲覧。
- ^ “[더하기뉴스] 하태경, 진선미 여가부 장관 비판…"여자 전두환인가"” (朝鮮語). news.tvchosun.com (2019年2月17日). 2023年10月7日閲覧。
- ^ “진선미 의원, 남편과 혼인신고 안 한 까닭은?” (朝鮮語). 더팩트 (2015年2月12日). 2023年10月7日閲覧。
- ^ a b “[시사 안드로메다] 진선미, “19년 만에 혼인신고, 남편이 더 서운해했다?”” (朝鮮語). YTN (2017年12月18日). 2023年10月7日閲覧。
- ^ “[단독] 진선미 후보자, 남편 회사 주식 보유와 SK텔레콤 관련 발언 문제 불거져” (朝鮮語). ilyo.co.kr (2018年9月18日). 2023年10月7日閲覧。
- ^ 이명수 (2018年12月20日). ““진선미, ‘메갈리아’ 회원들에게 후원금 받았다”” (朝鮮語). 헤럴드경제. 2022年4月3日閲覧。
- ^ “진선미 “’메갈’ 미러링 없었다면 소라넷 폐지되지 않았다””. m.hankookilbo.com (2018年11月29日). 2023年10月7日閲覧。
- ^ “고민정 사퇴, 김태년 사과···민주당 '피해호소인' 후폭풍” (朝鮮語). 중앙일보 (2021年3月18日). 2023年10月7日閲覧。
- ^ “초역세권 래미안 신축 살면서…與진선미 "아파트 환상 버려라. 임대주택도 방 3개"” (朝鮮語). 조선비즈 (2020年11月20日). 2023年10月7日閲覧。