関根日出男
日本の翻訳家、チェコ音楽研究家
関根 日出男(せきね ひでお、1929年 - 2017年1月18日[1])は、医師、チェコ語の翻訳家、チェコ音楽研究家。
経歴
編集長野県北安曇郡大町(現大町市)生まれ。旧制松本中学(長野県松本深志高等学校)、大阪陸軍幼年学校を経て、旧制松本医学専門学校(信州大学医学部)卒。1959年北海道大学医学博士。東京都内に耳鼻科医院を開業、同院長。1959年からチェコ音楽を研究、1964年からチェコ語を研究し、翻訳する。
著作
編集翻訳
編集- ミラン・クンデラ『冗談』みすず書房、1970年。
- 同『冗談』中村猛共訳、みすず書房、1992年。ISBN 978-4-622-04553-3 / みすず書房〈文学シリーズlettres〉、2002年。ISBN 978-4-622-04867-1
- カレル・V.ブリアン『ドヴォルジャークの生涯』新時代社、1983年。ISBN 978-4-7874-1011-5
- ヤン・ヴェーニグ『プラハ音楽散歩』晶文社、1989年。ISBN 978-4-7949-5076-5
- ヴァーツラフ・ハヴェル『反政治のすすめ』(飯島周監訳、石川達夫共訳[2])恒文社、1991年。ISBN 978-4-7704-0732-0
- ヤロスラフ・サイフェルト『この世の美しきものすべて:チェコスロヴァキア』飯島周共訳、恒文社、1998年。ISBN 978-4-7704-0987-4
- ルドルフ・チェスノフリーデク『利口な女狐の物語』八月舎、2005年。ISBN 978-4-939058-08-0
- カレル・チャペック「切手蒐集」[3]秋草俊一郎・戸塚学編『教科書の中の世界文学:消えた作品・残った作品25選』三省堂、2024年。ISBN 978-4-385-36237-3
音楽解説
編集- 『ヤナーチェクピアノ作品集:草かげの小径に』伊藤仁美校訂、全音楽譜出版社、2002年。ISBN 978-4-11-161702-9
- 『チェコピアノ作品集:1 古典派』伊藤仁美校訂、全音楽譜出版社、2003年。ISBN 978-4-11-161703-6
- 『チェコピアノ作品集:2 近代』伊藤仁美校訂、全音楽譜出版社、2003年。ISBN 978-4-11-161704-3
脚注
編集- ^ 関根日出男先生ご逝去の報に接して チェコ共和国大使館 2017年1月25日付
- ^ "一般注記."国立国会図書館サーチ. 2024年8月7日閲覧。
- ^ "内容細目."国立国会図書館サーチ. 2024年8月7日閲覧。
参考
編集- 『〈新訂〉現代日本人名録:2002』日外アソシエーツ、2002年。ISBN 978-4-8169-1695-3