閉塞性肺疾患

気道狭窄と肺の過膨張を伴う肺疾患

閉塞性肺疾患(へいそくせいはいしっかん、英語: obstructive lung disease)(COPD)とは、呼吸器疾患の一つで、気道の狭窄症状との過膨張を主徴候とするものを指す。共通の所見として呼気延長、1秒率の低下、喘鳴、残気量の増加、%肺活量には変化がないことなどが挙げられ、気管支喘息慢性気管支炎肺気腫びまん性汎細気管支炎が含まれるとする。

閉塞性肺疾患
概要
診療科 呼吸器学
分類および外部参照情報
MeSH D008173

かつては、慢性気管支炎と肺気腫の2つを合わせた疾患概念であった[1]。なお、慢性閉塞性肺疾患に対する根治的治療法は現時点ではない。主な発生起因は喫煙とされ[2]、COPD患者の90%は喫煙者である。

重症判定患者は診断から10年以内に死亡する[3]

脚注

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  1. ^ 慢性閉塞性肺疾患(COPD) 日本呼吸器学会
  2. ^ 山口佳寿博「慢性閉塞性肺疾患(COPD)と喫煙感受性規定遺伝子」『慶應醫學』第81巻第1号、慶應医学会、2004年3月、23-30頁、ISSN 03685179NAID 10017043259 
  3. ^ 慢性閉塞性肺疾患(COPD) MSDマニュアル プロフェッショナル版

関連項目

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外部リンク

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