長野甞一
長野 嘗一(ながの じょういち、1915年12月3日 - 1979年2月8日)は、日本の国文学者。
人物情報 | |
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生誕 |
1915年12月3日 日本新潟県佐渡市 |
死没 | 1979年2月8日 (63歳没) |
出身校 | 東京帝国大学 |
学問 | |
研究分野 | 国文学 |
研究機関 | 昭和女子大学、立教大学 |
学位 | 文学博士 |
生涯
編集1915年、新潟県佐渡で生まれた。東京帝国大学国文科に入学し、池田亀鑑に師事した。後に池田が若いころ作家としても活動していたことを明らかにした。
昭和女子大学助教授に就いた。1968年、学位論文『古典と近代作家:芥川龍之介』を立教大学に提出して文学博士号を取得[1]。立教大学教授を務め、在職中に死去。
研究内容・業績
編集専門は国文学。古典から近代文学まで幅広く論じた。
著書
編集- 著作
- 『今昔物語評論 驚きの文学』至文堂 1949
- 『古典と近代作家 芥川竜之介』有朋堂 1967
- 改題『芥川龍之介と古典』勉誠出版
- 『学者評判記 国文学』有朋堂 1967-1968
- 『平家物語 若い人への古典案内』社会思想社(現代教養文庫) 1968
- 『現代人のための平家物語』新人物往来社 1971
- 『平家物語の味わい方』明治書院(味わい方叢書) 1973
- 『今昔物語の味わい方』明治書院(味わい方叢書) 1974
- 『平家物語の鑑賞と批評』明治書院 1975
- 『今昔物語集の鑑賞と批評』明治書院 1978
- 『今昔物語集論考』笠間書院(笠間叢書) 1979
- 『谷崎潤一郎 古典と近代作家』明治書院 1980
- 改題『谷崎潤一郎と古典』勉誠出版
- 『説話文学論考』笠間書院(笠間叢書) 1980
- 『中世文学論考』笠間書院(笠間叢書) 1980
- 『説話文学の世界 名篇の鑑賞と批評』明治書院(国文学研究叢書) 1980
- 『和泉式部 歴史小説集』宮本企画(かたりべ叢書) 1986
- 『三代 歴史小説集』宮本企画(かたりべ叢書) 1987
- 『源平の武将と女人』宮本企画(かたりべ叢書) 1990
- 『芥川龍之介王朝物の背景』勉誠出版(智慧の海叢書) 2004
- 『応天門炎上伴大納言』勉誠出版(智慧の海叢書) 2004
- 現代語訳・校注
参考
編集- 日本近代文学大事典