銀の長靴
『銀の長靴』(ぎんのぶーつ)は、1967年3月25日に松竹が配給した、市村泰一監督による[1]、由美かおる主演の青春映画である。松竹と西野バレエ団の提携作品でもある。
銀の長靴 | |
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Silver Boots | |
監督 | 市村泰一 |
脚本 | 桜井義久 |
製作 | 斎藤次男 |
出演者 |
由美かおる 香山美子 二瓶十久也 頭師佳孝 谷幹一 |
音楽 | 小川寛興 |
撮影 | 小杉正雄 |
編集 | 寺田昭光 |
製作会社 | 松竹 |
配給 | 松竹 |
公開 | 1967年3月25日 |
上映時間 | 89分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
あらすじ
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玩具屋で万引きしようとした的場太郎は店員の西田に見つかるが、謝るどころか、かえって居直る始末だった。この騒動をおさめ、太郎の万引きした代金を支払ったのはバレリーナの有木久美であった。なおも居座りを続ける太郎に手を焼いた西田は仕方なく下宿先に連れ帰った。西田の下宿の居心地がよくなった太郎は、狭いだるま船で水上生活を営む両親や弟妹たちに遠慮して、船に帰ろうとせず西田の下宿に居続けるのだった。こうした親兄弟を想う太郎に心うたれた西田は、しばらく彼の面倒を見る旨を太郎の両親に伝えた。ところが太郎はそのうちに仲間を連れてきては部屋を荒らすようになり、困った西田は彼を友人のチンドン屋に預けることにした。しかし、ここでも近所から苦情が出る始末となり、ついに太郎は町をうろつく孤独な少年になった。ある日、太郎はいつか彼を助けてくれた久美を思い出し、彼女の家を訪れた。歓迎された彼はその夜フカフカのベッドに寝かされ、楽しい夢を見るのだった。だが余りにもかけ離れた生活になじめず、再び町に飛び出して行き、悪童たちの仲間に入っていった。頭目の石井は、子供たちを当たり屋に使って示談金と慰謝料をせしめていた。太郎のことを心配した久美は、遊び場のない子供たちのためにチャリティー・ショーをやって“子供の家”を建設しようとバレエ団長の東野に申し出た。ショーは成功したが以前から久美の車を狙っていた石井の当たり屋のため、ショーの入場料をまき上げられてしまった・・・[2]。