鈴木 芳子(すずき よしこ、1957年[1] - )は、ドイツ文学者、翻訳家。

略歴

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1987年早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了(ドイツ文学専攻)[2]。カール・アインシュタイン『ベビュカン』(未知谷)にて独日翻訳賞マックス・ダウテンダイ・フェーダー・東京ドイツ文化センター賞を受賞[2]

翻訳

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  • ヘルムート・フリッツ『エロチックな反乱 フランチスカ・ツー・レーヴェントローの生涯』香川檀共訳(筑摩書房、1989年)
  • イングリット・メラー『運河沿いのフェルメールの家』 (エディションq、クインテッセンス出版 (発売)、1999年)
  • レオ・ペルッツ『レオナルドのユダ』 (エディションq、クインテッセンス出版 (発売)、2001年)
  • マリー・ルイーゼ・カシュニッツ『ギュスターヴ・クールベ ある画家の生涯』(エディションq、クインテッセンス出版 (発売)、2002年)
  • リヒャルト・ヒュルゼンベック『ダダ大全』 (未知谷、2002年)
  • カール・アインシュタイン『ベビュカン あるいは奇蹟のディレッタントたち』 (未知谷、2003年)
  • リオン・フォイヒトヴァンガー『宮廷画家ゴヤ 荒ぶる魂のさけび』(エディションq、2004年)
  • ミュノーナ『スフィンクス・ステーキ 短篇集』 (未知谷、2005年)、本名はサロモ・フリートレンダー
  • カール・アインシュタイン『黒人彫刻』 (未知谷、2005年)
  • カール・ローゼンクランツ『醜の美学』 (未知谷、2007年)
  • カール・アインシュタイン『二十世紀の芸術』 (未知谷、2009年)
  • ヴォルフガング・ボルヒェルト『たんぽぽ 掌編集』 (未知谷、2010年)
  • パウル・シェーアバルト『虫けらの群霊』 (未知谷、2011年)
  • ショーペンハウアー『読書について』 (光文社古典新訳文庫、2013年)
  • ショーペンハウアー『幸福について』 (光文社古典新訳文庫、2018年)
  • ゲーテイタリア紀行』(上・下、光文社古典新訳文庫、2021年)
  • E・T・A・ホフマンネコのムル君の人生観』 (上・下、光文社古典新訳文庫、2024年)

脚注

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  1. ^ 『エロチックな反乱』奥付
  2. ^ a b 読書について”. 光文社古典新訳文庫. 2017年4月19日閲覧。