鈴木和幸
鈴木 和幸(すずき かずゆき、1950年(昭和25年) - )は日本の信頼性工学者である。電気通信大学特任教授、同大名誉教授。
経歴および賞歴
編集1974年に電気通信大学を卒業した後、1979年に東京工業大学大学院博士課程で工学博士の学位を取得した[1]。1979年に東海大学の講師に就任し、同大准教授を経て、1990年に電気通信大学電子情報学科助教授に就任した。2000年より電気通信大学教授、2010年の国立大学の大学院大学化に伴い、同大学院情報理工学研究科教授となった。2016年の定年退職の後、電気通信大学大学院情報理工学研究科特任教授に就任し、現在に至る。また同年、電気通信大学より名誉教授の称号も授与されている[2]。
Technometrics誌に掲載された論文[3]に対して、1999年に米国統計協会より、1998 Frank Wilcoxon Prize for Best Practical Application Paperを受賞[4]。同賞初の日本人受賞者である。2014年には横断型基幹科学技術研究団体連合より木村賞、同年に日本科学技術連盟によるデミング賞本賞と、信頼性学会編纂の「新版信頼性ハンドブック」(同書編集委員長)に対して日経品質管理文献賞を受賞した[5]。2017年にはIEEE Reliability Society, Japan Chapterから信頼性技術功績賞を受賞した。2019年には(一社)日本品質管理学会TQE特別委員会(同委員会委員長)として、日本統計学会より第15回日本統計学会統計教育賞を受賞した[6]。
2009年から2011年まで(一社)日本品質管理学会の会長を務め、続く2012年から2014年まで日本信頼性学会の会長を務めた。2015年から2023年まで積水化学工業株式会社の監査役を務めた[7]。
脚注
編集- ^ 鈴木和幸『確立過程を用いた信頼性理論とその応用に関する研究』(工学博士論文)東京工業大学、1979年3月26日。 NAID 500000291192。学位授与番号: 甲第1082号、国立国会図書館書誌ID:000007704516。
- ^ http://kjk.office.uec.ac.jp/Profiles/4/0000328/profile.html
- ^ https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/00401706.1998.10485477
- ^ https://www.jstor.org/stable/1270898
- ^ https://www.juse.or.jp/src/deming/information_detail.php?im_id=51
- ^ https://www.jss.gr.jp/society/prize/prize_biog2019/
- ^ https://www.sekisui.co.jp/company/outline/direction/index.html
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