鈴木かほる

日本の歴史研究家

鈴木 かほる(すずき かほる、1946年 - )、日本中世史研究家。2016年(平成28年)秋に瑞宝単光章を受章[1][2] 三浦一族研究会特別研究員。中世史から近世史に至るまでを含む幅広い著書がある。神奈川県出身。國學院大學文学部史学科卒[3]。国家公務員特別職[4]

略歴

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執筆の傍ら講演活動や、NHK歴史秘話ヒストリアBS1BSフジなどの歴史番組へ出演。所属学会は鎌倉遺文研究会・戦国史研究会・日本海事史学会・国史学会など。NHK文化センター講師歴任。元横須賀市景観審議会委員[5]。横須賀FM放送番組審議委員会副会長。 2017年11月於香港海事博物館第3回アジア太平洋地域水中文化遺産会議「マニラとアカプルコの間の浦賀湊」研究報告[6]。 2019年神奈川県横須賀市東叶神社「日西墨比貿易港之碑」を撰文<ソース神奈川新聞2019年4月27日付横須賀版>。

・『幻の鎌倉執権三浦氏―関白九条道家凋落の裏側―』清文堂 2022年 

  • 『史料が語る向井水軍とその周辺』新潮社図書編集室 2014年。
  • 『徳川家康のスペイン外交―向井将監と三浦按針―』新人物往来社 2010年。
  • 『関東武士研究叢書6 三浦氏の研究』共著 名著出版 2008年。
  • 『相模三浦一族とその周辺史―その発祥から江戸期まで―』新人物往来社 2007年。
  • 『三浦半島の史跡みち』かまくら春秋社 2007年。
  • 『史料が語る坂本龍馬の妻お龍』新人物往来社 2007年。
  • 『三浦一族の史跡道』横須賀市 2005年。
  • 『横須賀人物往来』共著 横須賀市 1999年。
  • 『図説三浦半島その歴史と文化(上巻)』共著 郷土出版 1994年。
  • 『ハイクガイド三浦半島』神奈川新聞社 1990年。

論文

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  • 「英国通商成立までのウイリアム・アダムスの十三年間の動向を検証する」『国史学』239号 2023年
  • 「美作国高田城主・三浦横須賀氏二三〇年の動向」『三浦一族研究』25号 2021年
  • 「三浦按針の「鬢髪出土」の誤報に対する指摘ー明治三八年『時事新報』の発掘調査報告より」『海事史研究』第76号 2019年11月 日本海事史学会。
  • 「寛元の政変・宝治合戦の通説への疑問ー建長・弘長騒動までを見直すー」『鎌倉遺文研究』38号 2016年。
  • 「スペイン外交と浦賀湊」『郷土神奈川』52号 神奈川県立図書館 2014年。 
  • 「源頼朝の挙兵と三浦一族」『三浦一族研究』17号 2013年。 
  • 「平家滅亡の前後」『三浦一族研究』17号 2013年。 
  • 「徳川安宅船の完成寛永十一年説の否定と装飾地の考察」『神奈川地域史研究』29号 2011年。
  • 「源頼朝のご落胤と伝ご落胤―三浦氏を含めて―」『三浦一族研究』14号 2010年。  
  • 「お龍と横須賀―龍馬の死後の足跡」『市史研究横須賀』4号 2005年。
  • 「三浦介と陸奥国」『三浦一族研究』7号 2003年。  
  • 「佐原三浦介の本領・陸奥国会津上野新田の現在地比定」『神奈川地域史研究』20号 2002年。
  • 「三浦郡浦郷領主・朝倉能登守の史実と史伝」『三浦半島の文化』12号 2002年。
  • 「宝治の乱後、三浦郡佐原・葦名郷を継承したのは誰か」『三浦一族研究』6号 2002年。
  • 「三浦介入道時継は大谷四郎道海なのか」『三浦一族研究』5号 2001年 
  • 「三浦按針と三浦半島」『三浦半島の文化』11号 2001年。 
  • 「南北朝期・室町時代の三浦氏」『三浦半島の文化』10号 2000年。  
  • 「鎌倉後期の三浦佐原氏の動向」『三浦一族研究』4号 2000年。
  • 「三浦半島三崎における向井家遺跡」郷土史研究発表要旨『横須賀市立博物館報」44号 2000年刊
  • 「戦国期武田水軍向井氏について―新出『清和源氏向系図』の紹介―」『神奈川地域史研究』16号 1998年。
  • 「矢部禅尼と宝治の乱―女子の財産権と結婚観からみる―」『三浦半島の文化』五号 1995年。
  • 「徳川家康の浦賀開港とその意図」『神奈川地域史研究』12号1994年。『日本史学年次別論文集』学術刊行会に再録。 
  • 「三浦半島とキリシタン」『三浦半島の文化』4号 1994年
  • 「鎖国形成期における貿易港浦賀の位置②」『三浦半島の文化』3号 1993年。
  • 「鎖国形成期における貿易港浦賀の位置①」『三浦半島の文化』2号 1992年。
  • 研究ノート「三浦義明の子・杜六郎重行のこと」『三浦一族研究』9号 2005年。 
  • 研究ノート「源頼朝建立の三浦氏寺院と源氏・三浦氏の関係」『三浦一族研究』8号 2004年。
  • 研究発表「縁組にみる三浦氏の盛衰」『三浦一族研究』2号 1998年。

講演記録(論文形式)

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「大蔵合戦と源義平―武蔵国留守所惣検校職の再検討に関してー」『三浦一族研究』20号 2016年。
「曾我兄弟の仇討と三浦一族」『三浦一族研究』12号 2008年。
「三浦氏の先祖・村岡氏の時代」『三浦一族研究』12号 2008年。
  「佐原葦名氏と鎌倉建長寺―会津若松交流・ミニ講演記録」『三浦一族研究』11号 2007年。
「三浦氏の発祥地は三浦郡衣笠なのか」『三浦一族研究』10号 2006年。


脚注

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  1. ^ 内閣府HP 平成28年秋の叙勲受章者名簿;日本の勲章・褒章 内閣府 神奈川県横須賀市 p.10
  2. ^ http://www.kokugakuin.or.jp「國學院大學院友会報」平成29年新年号(2面)
  3. ^ 新潮社HP 著者プロフィール
  4. ^ 『鎌倉遺文研究』38号2016年刊
  5. ^ 横須賀市HP https://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/4815/keikan/jorei/.../2nd-keikanshingikai.pdf
  6. ^ Regionl Confer on Under Water Cultural Heritge Hong Kong,Nov27-Dec2,2017