釜ヶ崎「寄ってき」まつり
釜ヶ崎「寄ってき」まつり(かまがさきよってきまつり)は、かつて毎年5月と10月に大阪市西成区萩之茶屋の萩之茶屋南公園(通称 三角公園)で行われていたイベント。
概要
編集原則的に春と秋に開催。5月は子供の日(祝日)を挟んだ3日間、10月は体育の日(祝日)を挟んだの各3日間のスケジュールで開催されていた。入場無料。雨天の場合は中止となっていた。
プロ・アマチュアの別ないミュージシャン、芸人たちのライブステージ、腕相撲大会、のど自慢大会、大喜利、観戦無料のプロレス大会(2010年5月・10月)などで構成されていた。
沿革
編集20数年前から行われていた『若者うたまつり』がその前身で2001年5月より『釜ヶ崎寄ってきまつり』となった。
始まりには諸説があり「故郷に帰れない労働者たちに喜んで笑ってもらいたい」という労働者たちの趣旨と「自分たちの表現の場を作って面白い事をしよう」という若いミュージシャンたちの考えた部分が一致して自然発生的に有志が集い、皆のカンパ等で運営されていた「まつり」である。
以来、京阪神を軸に、全国から有志のミュージシャンたちが集まり、有名無名に関わらず、皆、ノーギャラ、カンパで参加していた。
2011年5月、10月に中日のイベントとして『釜ヶ崎プロレス』が催され、2012年の4月29日に第三回と銘打たれたプロレスのみのイベントが開催された。[1]
2011年秋の第20回開催を最後に同祭は事実上終了した。 なお、翌年(2012年)より毎年10月3連休の土・日曜日に「寄ってきまつり」の全国から数多く集まった有志たちで『釜ヶ崎SONIC』が開催されている[2]。
主旨
編集「釜ヶ崎で面白い事をするから、出演者もスタッフも労働者も一緒に楽しもう」
という程度のものです。
只、 そこから発生する「釜ヶ崎」と「釜ヶ崎をあまり知らない人」とのコミュニケーション、
偏ったイメージで見られがちな「釜ヶ崎の明るく親しみやすい部分を体感して貰う場」に出来るように願っています。
ボランティア 、慰問ではありません。
出演した表現者たち
編集【ソロ】
- 菓子屋
- フク・ディラン
- けん蔵
- 砂布均
- 丹羽すみお
- 四万十川友美
- まちゅこけ
- あうんさん・すうじぃ。
ほか
【バンド】
- SENGOKU BAND
- Sugar Garden sisters
- ローションマニアックス
- 小林万里子+鷲尾悠持郎
- ダンシング義隆&ロックンロールフォーレバー
- ASG (あうんさん・すうじぃグループ)
- せいかつサーカス
- さっちゃん&バナナーズ
- 三角公園バンド(村上さん)
- カワンモラウ
- 釜凹バンド
ほか
【演芸】
- 杉たかし(人形腹話術師)
- おしどり (お笑い) (夫婦ギター漫談)
- ヤング (お笑いコンビ) (正統派漫才)
他。
脚注
編集- ^ 第19回の同祭りの中日に第一回『釜ヶ崎プロレス』を入れると決定された時、プロレス賛成派と反対派が真っ二つに分かれた。主にミュージシャンたちは総じて反対したが、出演者ではないスタッフは「面白いかも!!」等の意見が飛び交ったが、結局プロデューサーズに押し切られるかたちになった。
- ^ 釜ヶ崎SONICホームページ https://sound.jp/kamasoni/