金木町
日本の青森県北津軽郡にあった町
金木町(かなぎまち)は、青森県北西部、北津軽郡にあった町である。
かなぎまち 金木町 | |||||
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廃止日 | 2005年3月28日 | ||||
廃止理由 |
新設合併 五所川原市・金木町・市浦村 → 五所川原市 | ||||
現在の自治体 | 五所川原市 | ||||
廃止時点のデータ | |||||
国 | 日本 | ||||
地方 | 東北地方 | ||||
都道府県 | 青森県 | ||||
郡 | 北津軽郡 | ||||
市町村コード | 02382-5 | ||||
面積 |
125.97 km2 (境界未定部分あり) | ||||
総人口 |
10,557人 (推計人口、2005年3月1日) | ||||
隣接自治体 |
青森市、五所川原市、つがる市 中里町、蓬田村 | ||||
町の木 | ヒバ | ||||
町の花 | サクラ | ||||
町の鳥 | ヒバリ | ||||
金木町役場 | |||||
所在地 |
〒037-0202 青森県北津軽郡金木町大字金木字朝日山323番地 | ||||
座標 | 北緯40度54分11秒 東経140度27分23秒 / 北緯40.90292度 東経140.45642度座標: 北緯40度54分11秒 東経140度27分23秒 / 北緯40.90292度 東経140.45642度 | ||||
ウィキプロジェクト |
太宰治、吉幾三の出身地として知られ、津軽三味線の発祥地であり、地吹雪の体験ツアーや斜陽館などを観光資源にする町であったが、2005年3月28日に、五所川原市、市浦村と合併し、新市制による五所川原市となったため消滅した。
秘密のケンミンSHOWというテレビ番組で、住民の間で会話されている津軽弁が、部外者にとって最も難解に聞こえる地域として紹介されたことがある。
地理
編集- 河川:岩木川
隣接していた自治体
編集歴史
編集沿革
編集- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行にともない北津軽郡に以下の3村が成立。
- 金木村 ← 金木村,川倉村,蒔田村,神原村,藤枝村
- 嘉瀬村 ← 嘉瀬村,中柏木村,長富村,毘沙門村
- 喜良市村 ← 喜良市村
- 1920年(大正9年)2月11日 - 町制施行。
- 1955年(昭和30年)3月1日 - 嘉瀬村(大字毘沙門を除く)、喜良市村と合併し、新町制による金木町となる。
- 嘉瀬村大字毘沙門は五所川原市へ編入。
- 1956年(昭和31年)8月10日 - 旧嘉瀬村域、大字長富が五所川原市へ編入。
- 2005年(平成17年)3月28日 - 五所川原市、北津軽郡市浦村と合併し、新市制による五所川原市となる。
経済
編集産業
編集- 農業
『大日本篤農家名鑑』によれば金木村の篤農家は、「花田一色、柴田貢、今平次郎、高橋彌兵衛、津島惣助」などである[1]。
- 企業
姉妹都市・提携都市
編集地域
編集教育
編集- 金木町立金木小学校
- 金木町立嘉瀬小学校
- 金木町立川倉小学校
- 金木町立喜良市小学校
- 金木町立金木中学校
- 金木町立金木南中学校
- 青森県立金木高等学校
交通
編集鉄道路線
編集道路
編集- 一般国道
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
編集出身有名人
編集- 佐々木嘉太郎(1841年 - 1914年) - 旧姓・中村、実業家、貴族院多額納税者議員、大地主。
- 仁太坊(安政5年 - 1928年) - 津軽三味線奏者[2]。
- 津島文治(1898年 - 1973年) - 政治家、衆議院議員。参議院議員。青森県知事。
- 太宰治(1909年 - 1948年) - 作家。本名・津島修治。
- 津島恭一 - 政治家。元衆議院議員。
- 田中英壽(1946年 - 2024年) - 学校法人日本大学元理事長。
- 三上誠三(1949年 - 2015年) - 実業家、政治運動家。
- 吉幾三(1952年 - ) - 歌手。
- 北勝岩治(1974年 - ) - 大相撲力士。
- 浅木一華(1986年 - ) - ファッションモデル、タレント。
- 尊富士弥輝也(1999年 - ) - 大相撲力士
脚注
編集- ^ 『大日本篤農家名鑑』453頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2016年11月16日閲覧。
- ^ 仁太坊 - コトバンク
参考文献
編集- 大日本篤農家名鑑編纂所編『大日本篤農家名鑑』大日本篤農家名鑑編纂所、1910年。