金南一

韓国のサッカー選手

金 南一김남일キム・ナミル1977年3月14日 - )は、韓国京畿道仁川市(現・仁川広域市)出身の元サッカー選手、サッカー指導者。ポジションはミッドフィールダー (MF) 。漢陽大学校卒業。日本語式韓国人名転写法では「キム・ナムイル」と表記するのが通例だが、一般的には原語読みに倣って「キム・ナミル」とすることがほとんどである。妻は韓国放送公社 (KBS) アナウンサーの金宝民(キム・ボミン)。現在はKリーグ1城南FCの監督を務めている。

金南一
金南一
名前
愛称 真空掃除機 (진공청소기)
カタカナ キム・ナミル
ラテン文字 KIM Nam-Il
ハングル 김남일
基本情報
国籍 大韓民国の旗 大韓民国
生年月日 (1977-03-14) 1977年3月14日(47歳)
出身地 京畿道仁川市(現・仁川広域市)
身長 182cm[1]
体重 76kg[1]
選手情報
ポジション MF
利き足 右足
ユース
1996-1999 大韓民国の旗 漢陽大学校
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2000-2004 大韓民国の旗 全南ドラゴンズ 92 (7)
2003 オランダの旗 エクセルシオール (loan) 8 (0)
2005-2007 大韓民国の旗 水原三星ブルーウィングス 42 (0)
2008-2009 日本の旗 ヴィッセル神戸 54 (1)
2010-2011 ロシアの旗 FCトム・トムスク 39 (0)
2012-2013 大韓民国の旗 仁川ユナイテッドFC 59 (0)
2014 大韓民国の旗 全北現代モータース 20 (2)
2015 日本の旗 京都サンガF.C. 27 (1)
通算 341 (11)
代表歴
1999  韓国U-23 17 (1)
1998-2013 大韓民国の旗 韓国 98 (2)
監督歴
2017 中華人民共和国の旗 江蘇蘇寧 (アシスタントコーチ)
2017-2018 大韓民国の旗 韓国 (コーチ)
2019 大韓民国の旗 全南ドラゴンズ (コーチ)
2020- 大韓民国の旗 城南
1. 国内リーグ戦に限る。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

経歴

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選手歴

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2000年全南ドラゴンズに入団。2002 FIFAワールドカップ韓国代表の中心選手として活躍。高いディフェンス能力から「真空掃除機」の異名で呼ばれ、大会後はオランダエールディヴィジSBVエクセルシオールに5か月の期限付き移籍を果たした(月給25,000ユーロ)。当初は同じリーグのフェイエノールトに移籍するものと思われていたが、実力を試すうえで姉妹クラブであるエクセルシオールを紹介され移籍した。

2003年3月2日のRKC戦でオランダデビューを果たし、その試合のMVPも獲得した。

5月に入り、来シーズンからフェイエノールトに完全移籍するとの噂が流れたが、フェイエノールトはこれを否定した。

フェイエノールトへの移籍が破談になり、金南一にボルシアMGオリンピアコスPAOKテッサロニキなどのクラブが興味を示したが、実現には至らずシーズン終了後に韓国に復帰した。

2004年アテネオリンピック男子サッカー競技に韓国代表として出場。2005年水原三星ブルーウィングスに移籍し、2006 FIFAワールドカップ・アジア予選で5試合に先発出場した。

2008年シーズン、Jリーグヴィッセル神戸へ移籍。開幕からしばらくはフィットしなかったが、シーズン終盤は神戸の中盤を支えた。ヴィッセル神戸でのあだ名は「ヒョン」。元々は年下の若手選手に対して、韓国式の敬称として「ヒョン」(兄貴)と呼ばせるようにしていたが、それを単なる愛称と勘違いされ、目上の人物である監督やコーチにまで「ヒョン」と呼ばれるようになってしまった。2009年5月10日の名古屋グランパスエイト戦では、49分に榎本達也へのバックパスが約50メートル級のオウンゴールとなってしまう。同年は一時期スタメンから外れ、怪我で長期離脱した後に復帰した。シーズン後にロシア・リーグFCトム・トムスクへの移籍が決まった。2010 FIFAワールドカップ終了後、サウジ・プロリーグアル・シャバブ・リヤドに移籍するとの噂が流れたが、これを拒み、トムに残留している。2011年11月16日、トム・トムスクとの契約を解除。

2012年より仁川ユナイテッドFC、2014年より全北現代モータースに移籍。2015年に京都サンガF.C.へ完全移籍[2]。2016年1月12日、契約満了に伴って京都を退団し[1]し、4月26日に現役を引退すると発表した[3]

指導者歴

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2019年1月28日、タイチョンブリー県で開催されたAFCプロフェッショナル・コーチング・ディプロマ英語版の講習会に参加。この講習会には他に薛琦鉉村山哲也加藤光男らが参加した[4]

2019年12月23日、Kリーグ1城南FC監督に就任[5]

人物

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日本大相撲の元幕内力士である春日王克昌ソウル市出身、仁川市育ち)は富平高校の同級生である。

2007年12月8日に韓国放送公社 (KBS) アナウンサーの金宝民と結婚式を挙げた[6]

個人成績

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国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
韓国 リーグ戦 リーグ杯FA杯 期間通算
2000 全南 4 Kリーグ 20 0 30 1
2001 25 0 0 0 0 0 25 0
2002 14 0 0 0 15 0
オランダ リーグ戦 リーグ杯KNVBカップ 期間通算
2002-03 エクセルシオール - エール 8 0 0 0 - 8 0
韓国 リーグ戦 リーグ杯FA杯 期間通算
2003 全南 55 Kリーグ 23 6 0 0 0 0 23 6
2004 5 10 1 0 0 0 0 10 1
2005 水原三星 2 0 0 0 6 0
2006 21 0 0 0 26 0
2007 19 0 0 0 28 0
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2008 神戸 6 J1 31 1 1 0 1 0 33 1
2009 23 0 2 0 1 0 26 0
ロシア リーグ戦 ロシア杯オープン杯 期間通算
2010 トムスク 55 プレミア 24 0
2011-12 15 0 2 0 17 0
韓国 リーグ戦 リーグ杯FA杯 期間通算
2012 仁川 Kリーグ 34 0
2013 25 0
2014 全北 20 2
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2015 京都 5 J2 27 1 - 0 0 27 1
通算 韓国 Kリーグ 213 9
オランダ エール 8 0 0 0 - 8 0
日本 J1 54 1 3 0 2 0 59 1
日本 J2 27 1 - 0 0 27 1
ロシア プレミア 39 0
総通算 341 11

代表歴

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試合数

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  • 国際Aマッチ 98試合 2得点(1998年-2013年)[7]


韓国代表国際Aマッチ
出場得点
1998 2 0
1999 0 0
2000 3 0
2001 7 1
2002 17 0
2003 11 0
2004 12 1
2005 6 0
2006 14 0
2007 2 0
2008 12 0
2009 4 0
2010 7 0
2013 1 0
通算 98 2

個人タイトル

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2003年 - Kリーグ ベストイレブン

脚注

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  1. ^ a b c 契約満了選手のお知らせ』(プレスリリース)京都サンガF.C.、2016年1月12日http://www.sanga-fc.jp/news/detail/31718/2016年1月12日閲覧 
  2. ^ 金 南一(キム ナミル)選手 完全移籍加入のお知らせ 京都サンガF.C. 2014.12.28付けニュースリリース
  3. ^ 金 南一(キム ナミル)選手 現役引退のお知らせ』(プレスリリース)京都サンガF.C.、2016年4月26日http://www.sanga-fc.jp/news/info_detail/329712016年4月26日閲覧 
  4. ^ "สมาคมฯ จัดอบรมโค้ชหลักสูตร โปร ไลเซนส์ รุ่นที่ 2 ณ จังหวัดชลบุรี" (Press release) (タイ語). タイサッカー協会. 28 January 2019. 2020年1月31日閲覧
  5. ^ 성남FC, 김남일 신임감독 선임” (朝鮮語). 城南市 (2019年12月23日). 2021年8月20日閲覧。
  6. ^ Football Star Marries TV Announcer (英語) コリアタイムズ 2007.12.9付記事
  7. ^ 金南一 - National-Football-Teams.com

関連項目

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外部リンク

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