金のいぶき
金のいぶき(きんのいぶき)は、日本のイネの品種名および銘柄名。宮城県の低アミロースで巨大胚の良食味品種である。普通炊飯用の玄米で炊き上がりが金色に輝くことから命名[1][2][3][4]。
金のいぶき | |
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属 | イネ属 Oryza |
種 | イネ O. sativa |
交配 |
北陸糯167号(後の「めばえもち」 ×たきたて |
亜種 | ジャポニカ O. s. subsp. japonica |
品種 | 金のいぶき |
開発 | 宮城県古川農業試験場 |
概要
編集2006年、宮城県古川農業試験場で開発を開始。2010年6月、試験栽培を実施。2012年2月、品種登録が完了。2013年6月28日、宮城県と日本発芽玄米協会が種子利用許諾契約を締結[5]。発芽玄米パックご飯の製品化(無菌包装米飯加工)に取り組む[6]。2015年、奨励品種。2016年12月15日、種子配布[7]。
- 交配系譜
北陸糯167号(後の「めばえもち」[8] | たきたて[9] | ||||||||||||||||||
金のいぶき (東北胚202号) | |||||||||||||||||||
脚注
編集- ^ “水稲新品種「金のいぶき」について”. 古川農業試験場 (2017年8月16日). 2018年3月8日閲覧。
- ^ “玄米での食味が優れる巨大胚低アミロース水稲品種「金のいぶき」の採用”. 東北農業研究センター. 2018年3月8日閲覧。
- ^ “水稲新品種「金のいぶき」について” (PDF). 宮城県古川農業試験場. 2018年3月8日閲覧。
- ^ “「金のいぶき」と「花粉米」、2つの機能性米”. 日本農業新聞 (2017年12月11日). 2018年3月8日閲覧。
- ^ “金のいぶき” (PDF). 一般社団法人 高機能玄米協会. 2018年3月8日閲覧。
- ^ “金のいぶき(業務用米):宮城県” (PDF). 宮城県. 2018年3月8日閲覧。
- ^ “宮城生まれの玄米「金のいぶき」ブランド化 県が種子配布へ”. 日本経済新聞. (2016年12月15日) 2018年3月8日閲覧。
- ^ “水稲新品種「めばえもち」の育成”. CiNii. 2018年3月8日閲覧。
- ^ “食味で頂点の宮城のコメ「たきたて」 奨励品種の廃止が検討 風前のともしび”. 河北新報. (2018年1月16日) 2018年3月8日閲覧。