野崎喩
かつての日本の工業デザイナー
野崎 喩(のざき さとる 1929年 - 2009年)は、日本の工業デザイナー。佐賀県唐津市出身。
のざき さとる 野崎 喩 | |
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生誕 |
1929年 日本佐賀県 |
死没 | 2009年 |
出身校 |
旧制唐津中 東京芸術大学 アートセンター・カレッジ・オブ・デザイン |
職業 | インダストリアルデザイナー |
人物・来歴
編集旧制唐津中学(現・佐賀県立唐津東中学校・高等学校)から東京芸術大学に進学、卒業後、トヨタ自動車に入社。入社後、社内の若手デザイナーとともにアメリカ合衆国のアートセンター・カレッジ・オブ・デザインに留学する。帰国後、工業デザイナーとしてトヨタの自動車デザインを手がけた。その後、社内での配置転換[1]をきっかけに、船、家、鉄道など、さまざまな分野で工業デザイナーとしての功績を残したといわれている。
手がけた自動車
編集代表作は、トヨタ・2000GT。この他にも、トヨタ・コロナ、トヨタ・カリーナのデザインを手がける。
畔水記念館
編集佐賀県唐津市中通りにある畔水記念館は、義姉が生家でもある自宅の一部を改装し、喩が子どもの頃に描いた絵のほか、机やベッド、オルガンなどを展示している。
注釈
編集- ^ トヨタの車両開発テスト及び、野崎のデザインアシスタントだった細谷四方洋は、著書『トヨタ2000GTを愛した男たち(三恵社)』の中で、「2000GTの切りがついたところで、野崎さんはいきなり住宅課に転部になってしまったんです(104頁)」と書いている。