野坂 麻央(のさか まお、1964年5月13日 - )は、日本の著作家、随筆家宝塚歌劇団卒業生(元星組娘役)で、当時の芸名は花景 美妃(はなかげ みき)、愛称は「マーちゃん」「マオちゃん」。東京都杉並区生まれ、白百合学園出身。

来歴・人物

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作家野坂昭如とシャンソン歌手、画廊運営者の野坂暘子(元宝塚娘役の藍葉子)夫妻の間に第一子として誕生する。妹の亜未(愛耀子)も元宝塚娘役である(姉の退団後に入団)。大の宝塚ファンの父と宝塚出身の母に連れられ、幼少時より親しむうち、自身も入団を熱望、研鑽を積み宝塚音楽学校に合格・入学する。

1984年宝塚歌劇団70期として入団する(著名な同期に紫とも大輝ゆう詩乃優花万里柚美灯奈美ら)。初舞台は「風と共に去りぬ」。

研1(入団1年目)時の『歌劇』によれば、『ウエストサイド物語』のマリアを演りたいと発言した記録が残っている。星組に配属されたが、1986年7月30日、研3(入団3年目)で歌劇団を退団した。

退団後は本名で随筆など著述活動に進出、結婚など身辺の諸変化を挟み、無理のないペースで活動を続ける。

著書

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  • 麻央の宅急便(集英社・1991年
  • 父が口に出せないこと(青春出版社(プレイブックス)、1991年)
  • 友達と恋人と(世界文化社、1992年
  • ふりふりヒラヒラ 元タカラジェンヌのいっぱい青春物語(扶桑社、1998年

主なテレビ出演

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主な雑誌掲載

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  • 青春と読書
  • 女性自身
  • 猫の手帖
  • Grazia
  • Story
  • 通販生活
  • 新潮45
  • 婦人公論  他