重田倫明
重田 倫明(しげた ともあき、1996年5月30日 - )は、千葉県八千代市出身[1]の元プロ野球選手(投手)。右投右打。
2019年4月13日 四国中央市浜公園川之江野球場にて | |
基本情報 | |
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国籍 | 日本 |
出身地 | 千葉県八千代市 |
生年月日 | 1996年5月30日(28歳) |
身長 体重 |
185 cm 85 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2018年 育成選手ドラフト3位 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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経歴
編集プロ入り前
編集八千代市立村上東中学校の在学中に、校内の軟式野球部へ所属[1]。中学校野球部3年次には主将を務め、チームを牽引した。3年時の夏の大会は主にポジションはセカンドだった。八千代市大会優勝、千葉県大会優勝、関東大会準優勝、全国大会出場を果たした。千葉県大会の決勝戦、対昭和中は先発投手として登板した。千葉英和高等学校への進学を機に、硬式野球へ転向した。
千葉英和高校では1年時の夏から公式戦に登板した[2]ものの、甲子園球場での全国大会とは無縁であった[3]。このときバッテリーとして捕手を務めていたのが、後に演歌歌手となった新浜レオンである[4]。3年時だった2014年夏の第96回選手権千葉大会では、敬愛学園高校との4回戦に救援投手として4回を投げたが、チームは0-3というスコアで完封負け[5]。大会後にプロ志望届を日本学生野球協会に提出したが、NPBドラフト会議でどの球団からも指名されなかった[6]ため、卒業後に国士舘大学へ進学した。大学の1学年先輩に椎野新がいる。
国士舘大学では、2年時に東都大学野球の春季リーグ戦へ登板。後に右肘の疲労骨折が判明したため、手術を受けてからは、実戦を離れてリハビリに専念した[7]。リーグ戦での登板はわずか2試合(通算4イニング)で、3年時以降は練習試合にも登板せず、4年時NPBドラフト会議で指名から再び漏れた場合には大学で野球を止めることを考えていたという。しかし重田の潜在能力を高く評価していた福岡ソフトバンクホークス[8]から、育成ドラフト3位指名を受け[7]、支度金300万円、年俸400万円(金額は推定)という条件で育成選手として入団した[9]。背番号は138[10]で、椎野と再びチームメイトになった。
プロ入り後
編集2019年は、二軍のウエスタン・リーグ公式戦に2試合登板[11]。三軍戦は33試合(42回1/3)に登板して、0勝3敗6セーブ、防御率1.91を記録した[12]。11月23日から台湾で開催された2019アジアウインターベースボールリーグにおいて、NPB RED選抜に選出された[13]。
2020年は、二軍公式戦では1試合登板[14]。三軍戦は21試合(74回)に登板して、2勝4敗3セーブ、防御率2.07を記録した[15]。
2021年は、二軍公式戦では9試合(40回)に登板して、2勝4敗、防御率3.38という成績だった[16]。三軍戦は22試合(110回)に登板して、5勝6敗、防御率2.86という成績だった[17]。育成選手として入団後3年が経過したため、規約により11月1日に自由契約選手として公示されたが[18]、育成選手として再契約した。
2023年は、二軍公式戦で6試合に登板し、2勝1敗、防御率3.95の成績で[19]、10月28日に戦力外通告を受けた[20]。
現役引退後
編集2023年12月22日、ホークスのファーム担当広報に就任することが球団より発表された[21]。
選手としての特徴
編集長身から投げ下ろす最速146km/hのストレートが武器[22]。強気の投球術も持ち味で、ソフトバンクへの入団1年目に体重を6kg増やしたことによって、2年目の2020年には球速で計測される以上の球威を付けている[8]。2021年7月には球速が150km/hに到達した[23]。
詳細情報
編集年度別投手成績
編集- 一軍公式戦出場なし
背番号
編集- 138(2019年 - 2023年)
登場曲
編集- 「I Want You To Know」Zedd(2019年 - 2020年)
- 「栄光の架橋」ゆず(2019年 - 2020年)
- 「OLE!!」WANIMA(2021年 - )
- 「Cheap Thrills」Sia(2021年 - )
代表歴
編集- 2019アジアウインターベースボールリーグ:NPB RED選抜[13]
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b “2018ドラフト指名選手 中学野球目線で見た指名選手の都道府県ランキング!”. ヤキュイク・powered by BASEBALLKING (2018年10月29日). 2019年3月23日閲覧。
- ^ “選手名鑑 重田 倫明(千葉英和)”. 高校野球ドットコム. 2019年3月23日閲覧。
- ^ “春季千葉大会(2013年)東海大望洋―千葉英和(準決勝)”. 朝日新聞デジタル バーチャル高校野球 (2013年5月5日). 2019年3月24日閲覧。
- ^ “新浜レオン、令和初日デビュー 父は♪伯方の塩”. 日刊スポーツ (2019年4月30日). 2021年10月26日閲覧。
- ^ “第96回全国高校野球選手権千葉大会 敬愛学園―千葉英和(4回戦)”. 朝日新聞デジタル バーチャル高校野球 (2014年7月19日). 2019年3月24日閲覧。
- ^ “2014年 プロ野球志望届提出者一覧”. 日本高等学校野球連盟. 2019年3月23日閲覧。
- ^ a b “ソフトバンク育成3位・重田「右肘問題ない」 身長185センチ、最速146キロ右腕”. 西日本スポーツ (2018年11月6日). 2018年3月23日閲覧。
- ^ a b “ソフトバンク次の「育成の星」が急成長 大学で登板わずか2試合、指名なければ野球やめていた”. 西日本スポーツ (2020年6月14日). 2020年6月14日閲覧。
- ^ “ソフトバンク育成3位の重田が入団合意”. 西日本スポーツ (2018年11月26日). 2019年3月23日閲覧。
- ^ “2018/12/06(木) 選手 新入団会見レポ。1位甲斐野投手の背番号は20”. 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト (2018年12月6日). 2018年3月23日閲覧。
- ^ “2019年度 福岡ソフトバンクホークス 個人投手成績(ウエスタン・リーグ)”. NPB.jp 日本野球機構. 2019年10月14日閲覧。
- ^ “3軍選手成績 非公式戦個人成績 投手成績 2019/10/31(木)現在”. 福岡ソフトバンクホークス オフィシャルサイト. 2020年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月15日閲覧。
- ^ a b “2019アジアウインターベースボールリーグ(AWB)NPBメンバー一覧”. NPB.jp 日本野球機構 (2019年12月6日). 2020年11月15日閲覧。
- ^ “2020年度 福岡ソフトバンクホークス 個人投手成績(ウエスタン・リーグ)”. NPB.jp 日本野球機構. 2020年11月15日閲覧。
- ^ “3軍選手成績 非公式戦個人成績 投手成績 2020/10/20(火)現在”. 福岡ソフトバンクホークス オフィシャルサイト. 2020年11月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月15日閲覧。
- ^ “2021年度 福岡ソフトバンクホークス 個人投手成績(ウエスタン・リーグ)”. NPB.jp 日本野球機構. 2022年2月13日閲覧。
- ^ “3軍選手成績 非公式戦個人成績 投手成績 2021/11/5(金)現在”. 福岡ソフトバンクホークス オフィシャルサイト. 2022年1月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年2月13日閲覧。
- ^ “自由契約選手(育成選手)| 2021年度公示”. NPB.jp 日本野球機構. 2022年2月13日閲覧。
- ^ “2023年度 福岡ソフトバンクホークス 個人投手成績(ウエスタン・リーグ)”. 日本野球機構. 2023年11月9日閲覧。
- ^ “鷹、戦力外の育成選手が心境吐露「どれだけ頑張っても切られてしまう」「薄々気付いていた」”. Full-Count (2023年10月28日). 2023年11月9日閲覧。
- ^ “新入団スタッフについて”. 福岡ソフトバンクホークス. 2023年12月22日閲覧。
- ^ “2018年ドラフト ソフトバンク指名選手一覧”. 西日本スポーツ (2018年10月23日). 2019年3月7日閲覧。
- ^ 上杉 あずさ (2021年7月12日). “ソフトバンク・重田倫明投手は“育成魂”で花開くか 先輩・千賀滉大投手から学んだこと”. 文春オンライン. 文春野球コラム ペナントレース2021. 2022年2月13日閲覧。
- ^ “チーム情報 球場使用曲一覧”. 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト. 2021年3月11日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 個人年度別成績 重田倫明 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)
- 重田倫明 (@wpmpdtgmj) - Instagram