近藤龍人
近藤 龍人(こんどう りゅうと、1976年 - )は、日本の映画カメラマン(撮影監督)。愛知県出身[1]。大阪芸術大学卒業。
人物
編集大学在学時に熊切和嘉の映画『鬼畜大宴会』の制作に参加し、その後映画、CM、PVなどで活躍。山下敦弘らと「真夜中の子供シアター」を結成。
日本映画撮影監督協会新人賞(三浦賞)や毎日映画コンクールなどの撮影関連賞を受賞している。
主な参加作品
編集- 鬼畜大宴会(1998年、熊切和嘉監督)撮影助手
- どんてん生活
- ばかのハコ船
- リアリズムの宿
- 天然コケッコー(以上、山下敦弘監督)
- かぞくのひけつ(小林聖太郎監督)
- 双子でDON(松江哲明監督)
- プライスタグ(友野祐介監督)
- ネコナデ(大森美香監督)
- 青空ポンチ(柴田剛監督)
- 屋根の上の赤い女(岡太地監督)
- ノン子36歳(家事手伝い)(熊切和嘉監督)
- ウルトラミラクルラブストーリー(横浜聡子監督)
- ライブテープ(松江哲明監督)
- ソラニン(三木孝浩監督)
- パーマネント野ばら(吉田大八監督)
- アブラクサスの祭(加藤直輝監督)
- 海炭市叙景(熊切和嘉監督)
- マイ・バック・ページ(山下敦弘監督)
- さや侍(松本人志監督)
- 桐島、部活やめるってよ(2012年、吉田大八監督)
- 莫逆家族-バクギャクファミーリア-(2012年、熊切和嘉監督)
- 横道世之介(2013年、沖田修一監督)
- そこのみにて光輝く(2014年、呉美保監督)
- 私の男(2014年、熊切和嘉監督)
- バンクーバーの朝日(2014年、石井裕也監督)
- ストレイヤーズ・クロニクル(2015年、瀬々敬久監督)
- 太陽(2016年、入江悠監督)
- オーバー・フェンス(2016年、山下敦弘監督)
- ホワイトリリー (2016年、中田秀夫監督)
- 武曲 MUKOKU(2017年、熊切和嘉監督)
- 万引き家族 (2018年、是枝裕和監督)
- ハナレイ・ベイ(2018年、松永大司監督)
- 人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年、蜷川実花監督)
- ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年、箱田優子監督)
- おらおらでひとりいぐも(2020年・沖田修一監督)
- 名も無き世界のエンドロール(2021年・佐藤祐市監督)
- MIRRORLIAR FILMS Season1 『無事なる三匹プラスワン コロナ死闘篇』(2021年・山下敦弘監督)
- ある男(2022年・石川慶監督)
- 怪物(2023年・是枝裕和監督)
受賞歴
編集- 2010年度
- 第54回三浦賞(日本映画撮影監督協会新人賞)(『パーマネント野ばら』)[2]
- 第65回毎日映画コンクール 撮影賞(『海炭市叙景』)[3]
- 2012年度
- 第34回ヨコハマ映画祭 撮影賞(『桐島、部活やめるってよ』)
- 2014年度
- 第10回おおさかシネマフェスティバル(『そこのみにて光輝く』『私の男』)[4]
- 第36回ヨコハマ映画祭 撮影賞(『そこのみにて光輝く』『私の男』)
- 2018年度
- 第42回日本アカデミー賞 最優秀撮影賞(『万引き家族』)[5]
- 2022年度
- 第44回ヨコハマ映画祭 撮影賞(『ある男』)
- 2023年度
- 第47回日本アカデミー賞 優秀撮影賞(『怪物』)[6]
- 第19回おおさかシネマフェスティバル 撮影賞(『怪物』)[7]
出典
編集- ^ INTRO|熊切和嘉監督&近藤龍人撮影監督インタビュー 2011年7月18日閲覧。
- ^ 三浦賞・JSC賞、日本映画撮影監督協会、2015年1月9日閲覧。
- ^ 毎日映画コンクール:コンクールの歴史、毎日新聞、2015年1月9日閲覧。
- ^ “第10回おおさかシネマフェスティバル受賞発表”. おおさかシネマフェスティバル実行委員会. 2015年3月7日閲覧。
- ^ “第42回日本アカデミー賞 最優秀賞決定!” (2019年3月1日). 2019年3月1日閲覧。
- ^ “『第47回 日本アカデミー賞』受賞者・作品発表 授賞式司会は羽鳥慎一、岸井ゆきの【コメント全文】”. ORICON NEWS. oricon ME (2024年1月25日). 2024年1月25日閲覧。
- ^ “松岡茉優、関西のレジェンド浜村淳の古参ファン発言(?)を一蹴 映画祭で珍事「おはガール時代の私の担当カラーは?」→「……」”. デイリースポーツ. 神戸新聞社 (2024年3月3日). 2024年3月4日閲覧。
外部リンク
編集- 近藤龍人 - 日本映画データベース
- 近藤龍人 - allcinema
- 近藤龍人 - KINENOTE
- Ryûto Kondô - IMDb