近藤 経一(こんどう けいいち、1897年4月12日 - 1986年10月18日)は、日本の劇作家小説家

経歴

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東京出身。父は外科医近藤次繁、弟には裁判官近藤綸二東京女子医科大学教授の近藤台五郎がいる。

1922年東京帝国大学文学部国文科卒。武者小路実篤の影響を受け、1917年戯曲集『蒔かれたる種』を刊行、1918年小説「第二の誕生」を『白樺』に発表し、以後しばらく小説家、劇作家として活動する。映画の製作や『キネマ旬報』の創設、文藝春秋の『映画時代』の編集などに携わる。後に文藝春秋専務。

著書

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  • 『播かれたる種』(洛陽堂) 1917
  • 『第二の誕生』(天佑社) 1919
  • 『近藤経一脚本集 第1編』(新潮社) 1920
  • 『近藤経一脚本集 第2編』(新潮社) 1921
  • 『無名の道』(新潮社) 1921.6
  • 『桜藤の巻』(新潮社、新進作家叢書) 1922
  • 『七年の後』(新潮社、現代脚本叢書) 1922
  • 『周の幽王』(新潮社) 1923
  • 『愛慾変相図』(新潮社) 1928

編著

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  • 『映画スター全集』第1至10(平凡社) 1929 - 1930

翻訳

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  • 『猫眼石』(The Cat's Eye、オースチン・フリーマン、平凡社、世界探偵小説全集17) 1929
  • 『ダウン・ザ・フェアウェイ』(Down the fairway、ロバート・ティ・ジョーンス, オー・ビー・キーラー、目黒書店) 1933