軽井沢安東美術館
長野県軽井沢町にある美術館
軽井沢安東美術館(かるいざわあんどうびじゅつかん)は、長野県北佐久郡軽井沢町にある美術館。
軽井沢安東美術館 | |
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施設情報 | |
専門分野 | 藤田嗣治の作品群 |
収蔵作品数 | 約180点[1] |
館長 | 水野昌美[2] |
建物設計 | d/dt Arch.[3] |
延床面積 | 1382.91m2[3] |
開館 | 2022年10月8日[1] |
所在地 |
〒389-0104 日本長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢東43番地10 |
位置 | 北緯36度20分48.0秒 東経138度38分21.3秒 / 北緯36.346667度 東経138.639250度座標: 北緯36度20分48.0秒 東経138度38分21.3秒 / 北緯36.346667度 東経138.639250度 |
最寄駅 | 北陸新幹線・しなの鉄道線軽井沢駅 |
最寄IC | 上信越自動車道碓氷軽井沢IC |
外部リンク | https://www.musee-ando.com/ |
プロジェクト:GLAM |
2022年10月、個人により開館した美術館で、藤田嗣治の初期から晩年にかけての作品のみを展示している。
美術館について
編集日本のみならず世界でも初めての藤田嗣治(レオナール・フジタ)の作品だけを展示する個人美術館。コレクター安東泰志の「眼」を通して蒐められた約180点の作品が収蔵されている。蒐集の出発点となった「猫」と「少女」の絵を中心に、初期のものから晩年の聖母子像、宗教画まで広範に作品を網羅し展示するかつてない美術館である。
安東が、藤田の絵画をコレクションするきっかけとなった最初の作品と出会ったのが軽井沢の地であり、軽井沢大賀ホールにほど近い一角に開設された[4]。軽井沢という地は、藤田が実際に滞在して作品を制作したことがある画家ゆかりの地でもある[5]。建物は中庭を囲むように口の字型に構成され、外壁には安東夫妻が暮らしたイギリス製の赤レンガを使用している。2階建で、2階は反時計回りで作品を鑑賞する展示空間[3]。1階にはミュージアムショップや、コンサートも開催できる無料ドリンクやW-iFiがある「サロン・ル・ダミエ」、1921年創業のコーヒー器具メーカーHARIO直営のカフェが併設されている[6]。館の設計には、藤田が自ら設計に携わったフジタ礼拝堂や、藤田が晩年を過ごしたメゾン・アトリエ=フジタも参考にし、安東の邸宅に招かれたような空間が創られた[7]。
施設概要
編集- 設計:武富恭美 (d/dt Arch)
- 構造設計:株式会社 梅沢建築構造研究所
- 設備設計:株式会社 環境エンジニアリング
- 施工会社:清水建設株式会社
- 竣工:2022年7月
- 構造
- 構造・構法:鉄筋コンクリート造
- 階数:地上2階
- 敷地面積:1,343.38 m2
- 建築面積:774.16 m2
- 延床面積:1382.91 m2
(出典)[3]
出典
編集- ^ a b “藤田嗣治の美術館、軽井沢で開館 180点収蔵”. 信濃毎日新聞. (2022年10月8日). オリジナルの2022年10月15日時点におけるアーカイブ。 2022年10月15日閲覧。
- ^ ごあいさつ(軽井沢安東美術館)
- ^ a b c d 軽井沢安東美術館(d/dt Arch.)
- ^ “来秋オープン予定 日本唯一のフジタ作品の美術館”. 軽井沢ウェブ. (2021年4月6日) 2022年10月15日閲覧。
- ^ 「人知れず藤田嗣治の作品をコレクションし続けてきた事業家の個人美術館が、軽井沢に開館。」『アートアジェンダ』2022年10月10日。2023年8月6日閲覧。
- ^ “日本初、藤田嗣治だけの美術館。私財を投じた軽井沢安東美術館が開館へ”. 美術手帖. (2022年9月21日) 2022年10月15日閲覧。
- ^ 建築について(軽井沢安東美術館)