足神神社
静岡県浜松市天竜区水窪町奥領家にある神社
足神神社(あしがみじんじゃ)は、静岡県浜松市天竜区水窪町奥領家に鎮座する神社である。珍しい「足の神様」として知られ、無病息災、健脚祈願[1]のため全国各地からの参拝者がある。
足神神社 | |
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所在地 | 静岡県浜松市天竜区水窪町奥領家5005-1 |
位置 | 北緯35度14分34.2秒 東経137度54分19.1秒 / 北緯35.242833度 東経137.905306度座標: 北緯35度14分34.2秒 東経137度54分19.1秒 / 北緯35.242833度 東経137.905306度 |
主祭神 | 足神霊神(五代目 守屋辰次郎) |
創建 | 鎌倉時代(1250年頃) |
別名 | 足神さま |
例祭 | 10月第一日曜日 |
地図 |
辰次郎畑義入道
編集1084年(応徳1年)、信州諏訪大社社家守屋一族の守屋辰次郎畑義入道が、諏訪大明神の御幣を背負って、数人の家臣とともに当地を訪れ開墾し、永住の地と定めた。開拓後年月が過ぎ、三代目のときに池島に居を移し、この地域一帯の親方となる。当社の所在地「辰ノ戸(たつんど)」は初代辰次郎畑義入道を「辰殿」と呼んでいたことが由来している。
縁起
編集鎌倉時代(1250年代)、この地を訪れた一人の旅僧が高熱で重体に陥ったとき、五代目守屋辰次郎が手厚く看病し、僧は数日後に全快した。この旅僧は、実は執権 北条時頼公であった。時頼公は書状に「辰次郎こそ医術に優れ、仁徳、人望厚き無類の名庄屋である。高齢のため万一何かあれば、ゆかりの地にその徳を讃えて霊神として末永く祀るべし。」と記した。辰次郎亡き後、人々は「足神霊神」として祀った。これが足神神社の始まりといわれる。[2]
脚注
編集- ^ “水窪ヒノキのお守り頒布 健脚祈願の浜松・足神神社、新たな足形マーク採用”. 静岡新聞. (2020年7月4日) 2021年7月25日閲覧。
- ^ “静岡県/静岡県の湧き水[西部]”. www.pref.shizuoka.jp. 2021年7月25日閲覧。
アクセス
編集JR「水窪駅」下車、対岸の水窪ふれあいバス(要予約)「小畑」停より乗車し「池島」にて下車、徒歩約40分