高光度赤外線銀河[2](LIRG[2])は、電磁スペクトル遠赤外線部分で、太陽の1011倍以上の放射があるという特徴で定義される銀河の種類である。同様に、太陽の1012倍以上の放射があるものは、超高光度赤外線銀河[2]ULIRG[2]、ultra luminous infrared galaxy[2])、1013倍以上の放射があるものは、HLIRG(Hyperluminous infrared galaxy)という。ほとんどのLIRGは、放射の少なくとも90%以上が赤外線である。

NGC 5010[1]

ほとんどのLIRGと全てのULIRGは、最近または現在、相互作用や破壊が起こっている兆候がある。多くはスターバースト銀河であり、活動銀河核を持つものもある。平均すると、我々の銀河系では年当たり1個であるのに対し、ULIRGでは年当たり100個程度の星形成が行われている。ULIRGは、クェーサー楕円銀河の生成等、天体物理学的に興味深い様々な現象に関わっている。ULIRGは、質量が太陽質量の10兆倍程度の暗黒物質ハローに埋め込まれていると考えられている。

出典

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  1. ^ “A galaxy colourfully on the wane ain't dead yet”. ESA/Hubble Picture of the Week. https://esahubble.org/images/potw1245a/ 12 November 2012閲覧。 
  2. ^ a b c d e 『シリーズ現代の天文学別巻 天文学辞典』(第I版第I刷)日本評論社、263頁頁。ISBN 978-4535607385 

関連項目

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  • ZW II 96 - 若くて強力なスターバースト領域を持つLIRG
  • NGC 6240 - 2つの核を持つULIRG
  • Arp 220 - 既知の最も近いULIRG
  • WISE J224607.57-052635.0 - 全宇宙で最も明るい銀河でELIRGに分類される

外部リンク

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