赤竜旧字体赤龍󠄂、せきりゅう、拼音: chìlóng チーロン)は、おもに中国日本など、アジア方面の神話に登場するの名称のひとつである。南方赤竜。紅竜とも呼ばれる。名称通り、全身のが真っ赤で、太陽火山から生まれたと言われており、口からはを吐き出す。燭陰は赤竜の代表ともいえる。

赤竜
「竜宮に住む赤竜王の娘のひとり」歌川国芳

五行思想においては、を位置するものであるため、赤竜を朱雀と同様、「南方を守護する神聖な竜」とする異説がある。

道教における人格神化した名前では、南海赤竜王敖欽と呼ばれる[要出典]

前漢を建国した劉邦には、眠っている母の体の上に赤竜が乗った後に彼が生まれた、つまり赤竜の子だという言い伝えがある。

山梨県身延山の奥の院、七面山七面天女が紅竜の化身だという。奥の院には影嚮石(ようごうせき)という七面天女由来の磐座があり、その周りを回りながら願い事をするとよいという。

関連項目

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