赤坂真理
日本の小説家 (1964-)
来歴
編集東京都杉並区高円寺出身。吉祥女子高等学校、慶應義塾大学法学部政治学科卒業。ボンデージファッションと思想の雑誌「SALE2(セール・セカンド)」の編集長をつとめる。
1995年、「起爆者」で小説家デビュー。1999年、『ヴァイブレータ』が第120回芥川賞(1998年下半期)の候補となる。2000年、『ミューズ』が第122回芥川賞(1999年下半期)の候補となる。『ミューズ』、第22回野間文芸新人賞受賞。2003年、『ヴァイブレータ』は廣木隆一監督、荒井晴彦脚本、寺島しのぶ主演で映画化された。2012年、『東京プリズン』により第66回毎日出版文化賞、第16回司馬遼太郎賞受賞。2013年、同作により第23回紫式部文学賞受賞。
作品リスト
編集小説
編集- 『蝶の皮膚の下』(1997年、河出書房新社、のち文庫)
- 『ヴァイブレータ』(1999年、講談社、のち文庫)
- 初出:『群像』1998年12月号
- 『ヴァニーユ』(1999年、新潮社 / 『ヴォイセズ/ヴァニーユ』講談社文庫)
- (ヴァニーユ、白い脂の果実、ヴォイセズ)
- 『コーリング』(1999年、河出書房新社、のち講談社文庫)
- (コーリング、最大幅七ミリ、起爆者、フィギュアズ、水の膚、雨)
- 『ミューズ』(2000年、文藝春秋、のち講談社文庫)
- 初出:『文學界』1999年12月号
- 『彼が彼女の女だった頃』(2003年、講談社)
- 幻の軍隊
- 旅をする者
- 桃
- 響き線(『群像』2003年1月号)
- 僕が眠りにつくときに
- 黄泉への道
- 接続体
- 原形質の甘い水(『群像』2000年6月号)
- 彼が彼女の女だった頃
- 『太陽の涙』(2008年、岩波書店)
- 『東京プリズン』(2012年、河出書房新社 のち文庫)
- 『箱の中の天皇』(2019年、河出書房新社)
- 『愛と性と存在のはなし』 (2020年)
評論など
編集- 『ボンデージ・ファッション』(1991年、大類信共編著、二見文庫)
- 『ボンデージ・コミックス』(1992年、大類信共編著、二見文庫)
- 『肉体と読書』(2005年、講談社)
- 『モテたい理由 男の受難・女の業』(2007年、講談社現代新書)
- 『愛と暴力の戦後とその後』(2014年、講談社現代新書)
- 『日本の反知性主義』(2015年、内田樹・高橋源一郎ほか共著、晶文社)
単行本未収録作品
編集- スリーパーズ(『野性時代』2005年11月号 - 2007年9月号)
その他
編集脚注
編集- ^ 専門課程の講師陣一覧|専門学校 文化学院
- ^ 信濃毎日新聞.2015年1月31日
- ^ 信濃毎日新聞.2015年2月28日
関連項目
編集外部リンク
編集- 赤坂真理のウェブログ
- 赤坂真理 (mari.akasaka.9) - Facebook