豊岬駅
かつて日本の北海道初山別村にあった日本国有鉄道の駅
豊岬駅(とよさきえき)は、北海道苫前郡初山別村字豊岬にかつて設置されていた、日本国有鉄道(国鉄)羽幌線の駅(廃駅)である。電報略号はトキ。事務管理コードは▲121620[2]。
豊岬駅 | |
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とよさき Toyosaki | |
◄初山別 (6.0 km) (2.5 km) 天塩大沢► | |
所在地 | 北海道苫前郡初山別村字豊岬 |
所属事業者 | 日本国有鉄道(国鉄) |
所属路線 | 羽幌線 |
キロ程 | 85.5 km(留萠起点) |
電報略号 | トキ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1958年(昭和33年)10月18日[1] |
廃止年月日 | 1987年(昭和62年)3月30日[1] |
備考 | 羽幌線廃線に伴い廃駅[1] |
歴史
編集- 1958年(昭和33年)10月18日 - 日本国有鉄道羽幌線の初山別駅 - 遠別駅間延伸開通に伴い、開業[1]。一般駅[1]。
- 1970年(昭和45年)9月7日 - 貨物・荷物取扱い[1][3]と交換設備を廃止。同時に無人化[4](簡易委託化)。
- 1985年(昭和60年)頃 - 簡易委託による乗車券販売が中止される。
- 1987年(昭和62年)3月30日 - 羽幌線の全線廃止に伴い、廃駅となる[1]。
駅名の由来
編集駅構造
編集廃止時点で、島式ホーム片面使用の1面1線を有する地上駅であった。ホームは、線路の西側(幌延方に向かって左手側)に存在した。かつては、島式ホーム1面2線を有する列車交換可能な職員配置駅であった。使われなくなった駅舎側の1線は、交換設備運用廃止後も側線として残っていた。
無人駅となっていたが、有人駅時代の駅舎が残っていた。駅舎は構内の西側に位置し、ホーム南側とを結ぶ構内踏切で連絡した[6]。
駅周辺
編集- 国道232号(天売国道/日本海オロロンライン)
- 豊岬郵便局
- 初山別村立豊岬中学校 ※現在は初山別中学校に統合
- 初山別村立豊岬小学校 ※現在は初山別小学校に統合
- 岬温泉 - 駅から約1.5km[6]。
- 金比羅岬 - 駅から南西に約2.4km[6]。現在は、道の駅☆ロマン街道しょさんべつとしょさんべつ天文台、しょさんべつ温泉などがある。
- 風連別川
- 沿岸バス「豊岬」停留所
駅跡
編集1999年(平成11年)時点で、駅前への道路のみ存在していた[7]。現在は、豊岬木材工業株式会社の資材置場になっている。
隣の駅
編集脚注
編集- ^ a b c d e f g 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、872頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、231頁。doi:10.11501/1873236 。2022年12月10日閲覧。
- ^ 「日本国有鉄道公示第358号」『官報』1970年9月7日。
- ^ 「通報 ●羽幌線天塩有明ほか6駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1970年9月7日、2面。
- ^ 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、109頁。ASIN B000J9RBUY。
- ^ a b c 宮脇俊三 編『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』原田勝正、小学館、1983年7月、201頁。ISBN 978-4093951012。
- ^ 宮脇俊三 編『鉄道廃線跡を歩くVI』JTBパブリッシング〈JTBキャンブックス〉、1999年3月、23頁。ISBN 978-4533031502。
参考文献
編集- 国土地理院25000分の1地形図