谷村孝
日本のバレーボール選手
谷村 孝(たにむら こう、1982年8月15日 - 2017年9月3日)は、日本の元男子バレーボール選手。
| ||||
---|---|---|---|---|
基本情報 | ||||
国籍 | 日本 | |||
生年月日 | 1982年8月15日 | |||
出身地 | 福岡県飯塚市 | |||
没年月日 | 2017年9月3日(35歳没) | |||
ラテン文字 | Ko Tanimura | |||
身長 | 194cm | |||
体重 | 82kg | |||
血液型 | B型 | |||
選手情報 | ||||
愛称 | コウ | |||
ポジション | OH | |||
指高 | 250cm | |||
利き手 | 右 | |||
スパイク | 340cm | |||
ブロック | 330cm |
来歴
編集中央大学在学中の2004年に全日本代表に初選出、同年ワールドリーグに出場した。2004年にパナソニックパンサーズの内定選手となった。
川村慎二とは同じポジションで助け合いながらプレーしてきて、川村が監督になってからは、計算できるベテランプレーヤーだった[1]。
2015年2月21日の堺ブレイザーズ戦に出場し、通算出場試合数が230試合となり、Vリーグ栄誉賞の受賞資格を得た[2]。
2016年に現役を引退[3]。
2017年9月3日昼、心室細動による急性循環不全[1]により死去。35歳没[4][5]。
チームにとっては、近畿総合選手権大会の準決勝(堺戦)に勝ち、決勝(サントリーサンバーズ戦)に臨む前の訃報だった[6](試合は敗戦[7])。清水邦広は「偉大な先輩が35歳の若さで永眠した。こんな悲しいことはない。」などと悲しみをつづった[8][4]。中央大学とパナソニックでの後輩である福澤達哉は、試合中のベンチに谷村のユニフォームを置き、タイムアウトからコートに戻る時に清水と共にそれに触れて力をもらうのをルーティンとした[1][6]。同年度の天皇杯で優勝したとき、福澤は谷村のユニを着て「孝さん、優勝したよ」と叫んだ[1][6]。
2018年1月18日、地元の福岡県で開催される北九州大会で、ホームチームの堺の協力も得て、パナソニックのブースに谷村関連の展示が設置された[9]。福澤は、その日の勝利後のインタビューで号泣した[6]。
チームはその後V1リーグで優勝を果たし、2018年5月の黒鷲旗全日本バレーボール選手権大会も制覇[10]。谷村にも捧げる3冠となった。
人物
編集球歴
編集- 全日本代表 - 2004年、2008年
- ワールドリーグ - 2004年
所属チーム
編集- 福岡大大濠高校
- 中央大学
- パナソニックパンサーズ(2005-2016年)
脚注
編集- ^ a b c d e f 中西美雁「9月に急逝した仲間のために。パナソニックが天皇杯優勝に込めた想い」『Sportiva』、集英社、2017年12月27日、2020年7月26日閲覧。
- ^ 『パナソニックパンサーズ 谷村 孝選手 Vリーグ出場通算230試合出場について』(プレスリリース)Vリーグ機構、2015年2月21日 。2015年2月23日閲覧。
- ^ 『引退・退団選手のお知らせ』(プレスリリース)パナソニック、2016年4月25日 。2020年7月25日閲覧。
- ^ a b “元バレー日本代表・谷村孝さん死去、35歳 突然の訃報に「まだ信じられない”. J-CAST. (2017年9月7日) 2020年7月26日閲覧。
- ^ “【訃報です。】”. 福大大濠バレー部OBブログ (2017年9月4日). 2017年9月5日閲覧。
- ^ a b c d 田中夕子「「一緒に東京五輪を目指そうや!」男子バレー福澤達哉を動かした言葉。」『Sports Graphic Number』、文藝春秋、2018年6月12日、3頁、2020年7月26日閲覧。
- ^ “試合結果詳細 第59回 近畿6人制バレーボール総合男子選手権大会”. パナソニックパンサーズ. 2020年7月26日閲覧。
- ^ 清水邦広の2017年9月5日のツイート、2020年7月26日閲覧。
- ^ 『2017/18 V・プレミアリーグ北九州大会における弊チームOB谷村孝氏の追悼について』(プレスリリース)パナソニックパンサーズ、2018年1月18日 。2020年7月26日閲覧。
- ^ 『パンサーズが黒鷲旗大会で4年ぶり13回目の優勝 ~史上初の3度目のシーズン三冠を達成~』(プレスリリース)パナソニックパンサーズ、2018年5月8日 。2020年7月26日閲覧。
外部リンク
編集- 日本バレーボールリーグ機構の旧サイトにおけるプロフィール - ウェイバックマシン(2016年3月4日アーカイブ分)
- パナソニックパンサーズ公式サイトにおけるプロフィール - ウェイバックマシン(2016年4月6日アーカイブ分)