谷口 功(たにぐち いさお、1947年10月24日[1] - ) は、日本化学者。専門は電気化学生物電気化学。熊本大学学長、国立高等専門学校機構理事長、国際電気化学会日本代表日本工学アカデミー副会長、日本化学会副会長、国立大学協会副会長などを歴任した。

人物・経歴

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奈良県奈良市出身[2]。1963年奈良女子大学文学部附属中学校卒業。1966年奈良女子大学文学部附属高等学校卒業。1970年東京工業大学(のちの東京科学大学理工学部応用化学課程卒業。1972年同大学大学院理工学研究科化学工学専攻修士課程修了。1975年同博士課程修了、工学博士[3]、東京工業大学大学院理工学研究科博士研究生東京工業大学工学部附属工業高等学校専攻科非常勤講師[4]。指導教官は関根太郎[5]電気化学生物電気化学専攻[6][7]

関東出身でなかったことなどから、熊本大学第1期生だった加藤誠軌教授の紹介で面接を受け[5][3]、1977年熊本大学工学部助手に着任。1979年熊本大学工学部講師。1981年熊本大学工学部助教授[2]。1982年テキサスA&M大学博士研究員。1990年熊本大学工学部教授。1997年大阪大学蛋白質研究所教授併任、国際電気化学会生物電気化学部会長[6][7]。1998年熊本大学学長特別補佐。1999年熊本大学評議員[2]

2000年分子科学研究所錯体研究施設教授併任[4]電気化学会化学センサ研究会会長、日本分析化学会副会長[6]。2001年熊本大学サテライト・ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー長[2]。2002年熊本大学工学部長。2003年国際電気化学会日本代表電気化学会副会長。2004年日本化学会九州支部長[6][7]

2005年アメリカ電気化学会有機生物電気化学部会副部会長、熊本県立第二高等学校SSH運営委員長。2006年日本ポーラログラフ学会会長、日本学術会議連携会員、熊本県ソーラー関連産業推進協議会会長。2007年アメリカ電気化学会有機生物電気化学部会長。2008年日本化学会理事、Chemical Record編集委員加藤科学振興財団評議員[6][7]

2009年熊本大学学長、熊本県セミコンフォレスト協議会会長。2010年熊本県新産業ビジョン2011策定委員会委員長。2011年くまもと有機薄膜技術高度化支援センター長、文部科学省中央教育審議会大学分科会臨時委員、同大学教育部会副部会長、国立大学協会理事。2012年大学コンソーシアム熊本会長。2013年国立大学協会副会長、熊本県立宇土高等学校SSH運営委員、重慶市科学技術院顧問。2014年全国大学コンソーシアム協議会代表幹事[7]日本経済再生本部産業競争力会議新陳代謝イノベーションWG委員[6]

2015年熊本大学顧問、熊本大学名誉教授、くまもと産業支援財団名誉顧問[3]、文部科学省高等専門学校の充実に関する協力者会議委員、加藤科学振興財団評議員学術委員会委員長[6]。2016年国立高等専門学校機構理事長[8][9]日本工学アカデミー副会長[10]。2017年日本化学会筆頭副会長[11]。2020年加藤科学振興会理事長[12]。2022年日本ディープラーニング協会特別顧問[13]文部科学省デジタル人材育成推進協議会委員[14]

受賞

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脚注

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  1. ^ 「熊本の輝く将来に向けてチャレンジを」熊本県中小企業家同友会
  2. ^ a b c d 「学長に谷口功・前工学部長が就任 熊本大学 任期は6年間」くまもと経済 週刊経済:2009年4月14日発行 No.1520
  3. ^ a b c 活躍中の同窓生蔵前工業会
  4. ^ a b 新時代の高専とその人「財」育成 日本高専学会
  5. ^ a b 「「トイレとお菓子で始まった、熊本大学との不思議な縁」熊本大学学長・谷口功氏インタビュー(2)」サイエンストーク 2013.09.19
  6. ^ a b c d e f g h i 生体分子の生物電気化学的解析のための機能電極とその応用 谷口 功 (独)国立高等専門学校機構 理事長日本分析化学会九州支部創立60周年記念会
  7. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 「谷 口 功 <略歴>」熊本大学
  8. ^ 独立行政法人国立高等専門学校機構 理事長 谷口 功中国研究与樱花科技中心
  9. ^ 「谷口 功 (たにぐち いさお) 独立行政法人国立高等専門学校機構 理事長」「産学官連携ジャーナル」2017年4月号
  10. ^ 公益社団法人日本工学アカデミー役員(2016年度)日本工学アカデミー
  11. ^ 私と化学(国立高等専門学校機構・谷口功) この記事を書いた人: 谷口功 たにぐちいさお化学だいすきクラブ
  12. ^ 財団の概要加藤科学振興会
  13. ^ 協会について日本ディープラーニング協会
  14. ^ 文科省「デジタル人材育成推進協議会」初回議事録公開ScanNetSecurity


先代
小畑秀文
国立高等専門学校機構理事長
2016年 -
次代