警務科
陸上自衛隊の職種の一つ
警務科(けいむか、英: Military Police)は、陸上自衛隊の職種の一つで、警護、道路の交通統制、自衛隊員の規律違反の防止、犯罪捜査等部内秩序の維持等を任務とするもの[1][2]。第302保安警務中隊等では、儀仗もその任に含まれている。諸外国の憲兵に相当する。職種標識の色は藍であり[3]、隊旗の色はねずみ色[4]。
警務科部隊としては、次のものがある。
- 職種学校 - 陸上自衛隊小平学校(警務科部)
警務隊は防衛大臣直轄部隊で、司法警察職務及び保安職務を任務とする。かつて存在した保安中隊は方面総監直轄部隊であったが、平成19年度末の部隊改編により、各方面警務隊隷下の「保安警務中隊」に編成替えとなり、従来の保安職務に司法警察職務が付与された。警務隊の隊員のうち、三等陸曹以上は特別司法警察職員でもあり、警務官とも呼称される[2]。
このほか各師団・旅団司令部付隊には「保安警務隊」が編成されていたが、平成19年度部隊改編により同駐屯地の地区警務隊本部の隷下として編成替えとなり、こちらにも司法警察職務が付与された。(名称は「直接支援保安警務隊」)
脚注
編集- ^ 陸上自衛隊とは > 職種 > 警務科
- ^ a b 陸上自衛隊パーフェクトガイド (2003-2004),P146,学習研究社,ISBN 4056032033
- ^ 陸上自衛官及び陸上自衛隊の自衛官候補生の部隊章に関する訓令
- ^ 自衛隊の旗に関する訓令