諸岡

茨城県に本社を置く株式会社

株式会社諸岡(もろおか、: MOROOKA CO.,LTD)は、ゴムクローラの走行部を特徴とした不整地運搬車、およびフォワーダ自走式破砕機など特殊車両を製造販売する日本の老舗建設機械メーカー。

株式会社諸岡
MOROOKA CO.,LTD
種類 株式会社
略称 モロオカ
本社所在地 日本の旗 日本
301-0031
茨城県龍ケ崎市庄兵衛新田町358
設立 1966年昭和41年)
業種 機械
法人番号 5050001025383 ウィキデータを編集
事業内容 産業機械建設機械の製造・販売・レンタル
代表者 諸岡昇(代表取締役社長)
資本金 1億円
売上高 182億円
(2023年3月期)
従業員数 272名
外部リンク https://www.morooka.co.jp/
テンプレートを表示

鑿泉業を「諸岡鑿泉株式会社」名で行っていたが、1971年に「株式会社諸岡」に社名変更。その後、全油圧式の製品を次々と発表した。ブリヂストンと共同開発したゴム製の大型フルクローラを特徴とし、HSTシステムと組み合わせることにより、操作性および整備性に優れる。

概要

編集

不整地運搬車フォワーダ自走式木材破砕機フォークリフトなど、業種、用途を問わず、幅広い分野での不整地作業の製品を扱う。

また、自衛隊、警視庁、原子力発電所[1]などにも車両が採用されている。

事業所

編集

(この節の出典[2]

  • 海外現地法人

Ami R&D Center(試験開発・デモセンター)

試験開発グループの試験場として活用されている。また新製品や新技術の発表の場となっている。様々なテストコース、テストエリアに加えレクリエーションエリアも完備。キャリアダンプやフォワーダ、破砕機などを実際に機動している姿を見ることが可能[3]

沿革

編集

(この節の出典[4]

  • 1958年昭和33年)3月 - 茨城県龍ケ崎市川原代町において、諸岡鑿泉工業の商号で土木建設会社として創業し、ポンプを独自に開発する
  • 1966年(昭和41年)11月 - 「諸岡鑿泉株式会社」を設立
  • 1971年(昭和46年)8月 - 「株式会社諸岡」に商号変更
  • 1974年(昭和49年) - 本社工場が完成し、油圧機器の開発を始める
  • 1975年(昭和50年)8月 - ブルドーザー、全油圧式トレンチャーの製造・販売を始める
  • 1978年(昭和53年)10月 - ブリヂストンの協力によって、幅500mmの大型クローラを開発、超湿地用運搬車を発表
  • 1986年(昭和61年)5月 - 小松製作所に運搬車のOEM供給を始める
  • 1990年平成2年)5月 - 苫小牧工場完成、ゴムクローラ式農耕用トラクターの製造販売開始、防衛庁(現・防衛省)に資材運搬車納入開始
  • 1993年(平成5年)4月 - ゴムクローラ式フォークリフトの専門工場として熊本工場が完成
  • 2000年(平成12年)4月 - ゴムクローラ式木材破砕機を発表
  • 2003年(平成15年)3月 - アメリカ現地法人を設立
  • 2005年(平成17年)5月 - 本社と工場、営業所を現在地に移転
  • 2007年(平成19年)7月 - 新本社工場完成
  • 2017年(平成29年)4月 - ドイツフランクフルトに販売会社 Morooka Europe GmbH 設立
  • 2024年(令和6年)4月 - 代表取締役社長 諸岡昇 就任

事業

編集
  • ゴムクローラ式の各種運搬車、特殊車両の製造・販売・レンタルを行っている。

スローガン

編集

新しい大地への挑戦

1990年頃に使用されたスローガン。

環境と共に生きる

諸岡の環境意識を背景に2000年頃より使用されたスローガン。木材破砕機や様々な環境機械の開発をしていたことが背景にある。現在もホームページの社名と共に記載されている。

道なき未知を切り拓く

2015年頃より使用されたスローガン。

製品

編集
 
キャリアダンプ MST-2200VD
  • 不整地運搬車
    • キャリアダンプ(リジット式)
      • MST60C
      • MST80C
      • MST110C
    • キャリアダンプ(全旋回型)
      • MST40CR
      • MST80CR
      • MST110CR
      • MST200CR
  • 林内運搬車、林内作業車
  • 環境関連機器
    • 自走式木材破砕機
      • MC-450D
      • MC-2000
      • MC-4000
      • MC-6000
      • MC-2500T
      • MRC-3000
    • 自走式ロータリースクリーン
      • MRS-36
  • その他 車両
  • サービス
    • M-eye (遠隔稼働監視システム)※標準装備

廃番

編集

脚注

編集
  1. ^ 日本放送協会. “浜岡原発に新たな“壁”|NHK”. NHK NEWS WEB. 2023年11月27日閲覧。
  2. ^ 企業情報>事業所・関連会社 - 公式サイト。2022年3月10日閲覧。
  3. ^ 試験開発・デモセンター”. 株式会社 諸岡. 2023年6月23日閲覧。
  4. ^ 企業情報>沿革 - 公式サイト。2022年3月10日閲覧。

外部リンク

編集