角谷一圭
1904-1999, 釜師。茶の湯釜の人間国宝。
角谷 一圭(かくたに・いっけい、1904年(明治37年)10月12日 - 1999年(平成11年)1月14日)は、釜師。本名辰治郎[1]。茶の湯釜の重要無形文化財保持者(人間国宝)。大阪市生まれ。
略歴
編集1904年、大阪市東成区深江生まれ[4]。1917年、釜師であった父巳之助から茶の湯釜の製作を学ぶ[1]。後に大国藤兵衛、香取秀真に師事して鋳金全般を学ぶ[1]。1947年日展に初入選、1958年日本伝統工芸展で高松宮総裁賞を受賞、その後も受賞を重ねる[1]。茶の湯釜以外に鏡の製作も行い、1973年の伊勢神宮式年遷宮の際に神宝鏡31面を鋳造している[1][4]。1978年に重要無形文化財「茶の湯釜」保持者となった[1]。