角紀代恵
角 紀代恵(かど きよえ、1955年2月8日[1] - )は、日本の法学者。専門は民法。富山県出身[1]。立教大学名誉教授。弁護士(第一東京弁護士会所属)[2]。日本私法学会元理事、信託法学会理事[3]。公益財団法人末延財団評議元理事。指導教官は米倉明[要出典]。
経歴
編集1978年3月、東京大学法学部[1]第二類(公法コース)卒業、同年4月、東京大学法学部助手(〜1981年6月)[1]。1981年7月、アンダーソン・毛利・ラヴィノウィッツ法律事務所(現アンダーソン・毛利・友常法律事務所) リサーチャー(〜1985年3月)[1]。1985年4月、富山大学経済学部経営法学科専任講師[1]、1987年4月、同助教授[1]。1988年4月、筑波大学社会科学系助教授[1]、1992年4月、成城大学法学部助教授[1]。
1995年4月、立教大学法学部国際比較法学科教授[1]。1996年4月、立教大学法学部法学科教授。2001年4月、立教大学法学部法学部国際比較法学科長[1]。2005年10月、立教学院常務理事(~2007年5月)[1]。2007年4月、立教大学法学部法学部国際ビジネス法学科教授[1]。2010年4月、立教大学法学部長兼大学院法学研究科委員長[1]。2020年定年退職、立教大学名誉教授[1]。同年7月、弁護士登録(第一東京弁護士会)。
主な公職として、財政制度等審議会臨時委員(2007年7月 - )、国土交通省独立行政法人評価委員(2007年7月 - )、退職手当恩給審査会委員(2009年4月 - )、消費者委員会個人情報保護専門調査会委員(2010年7月 - )など、数多くの委員を歴任した[1]。学会では、日本私法学会理事(2007年10月 - 2011年10月)、信託法学会理事(2010年6月 - 現在に至る)を務めた[1]。
その他、国立大学法人千葉大学監事(非常勤)(2016年4月 - )、株式会社LIXILビバ社外取締役(監査等委員)(2018年6月 - )、公益財団法人日本クレジットカウンセリング協会理事、公益財団法人交通事故紛争処理センター評議員なども務めた[1]。
著作
編集書籍
- 『手続法から見た民法』(共著)(弘文堂、1993年)
- 『民事救済手続法(NJ 叢書)』(共著)(法律文化社、1999年)
- 『ロースクールを考える 21世紀の法曹養成と法学教育』(共著)(成文堂、2002年)
- 『現代アメリカ信託法』(共著)(弘文堂、2002年)
- 『わかりやすい担保・執行法改正』(共著)(弘文堂、2004年)
- 『信託と信託法の広がり(トラスト60 研究叢書)』(共著)(トラスト60、2005年)
- 『基本講義 債権総論 ライブラリ法学基本講義』(新世社〔発売サイエンス社〕、2008年)
- 『受取勘定債権担保金融の生成と発展』(有斐閣、2008年)
- 『コンパクト民法 1 民法総則・物権法総論』(新世社〔発売サイエンス社〕、初版2011年、第二版2018年)
- 『はじめての担保物権法』(有斐閣、2013年)
- 『条解信託法』(共著)(弘文堂、2017年)
- 『Before/After 民法改正』(共著)(弘文堂、2017年)
- 『新注釈民法(7)―物権(4)373 条~398 条の22』(共著)(有斐閣、2019年)
所属学会
編集- 日本私法学会
- 信託法学会
- 金融法学会
- 日米法学会