西熊山
四国の山
西熊山(にしくまやま)は、徳島県三好市と高知県香美市の境界に位置する山である。標高1,815.9m。
西熊山 | |
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西熊山 2002.7.24 | |
標高 | 1,815.9 m |
所在地 | 日本 徳島県三好市、高知県香美市 |
山系 | 四国山地 剣山系 |
西熊山の位置 | |
プロジェクト 山 |
地理
編集三嶺の西方2km、旧三好郡東祖谷山村(現三好市)と旧香美郡物部村(現香美市)の境界に位置。
頂上はなだらかでミヤマクマザザとコメツツジに覆われている。三嶺から天狗塚の稜線上に位置し、三嶺・西熊山周辺から高知県側に流れ出る谷(物部川の支流)は西熊渓谷と呼ばれている。
西熊山山頂の西方約1kmの鞍部にある通称「お亀岩」の高知県側に「おかめ岩避難小屋(無人)」があり、小屋からさらに数分下ると良い水場がある。
お亀岩から500㍍ほど西に登ると天狗峠(かつては躄峠と言っていた。1,780m)。この南側直近のピークを地蔵の頭と呼ぶ。
三嶺と西熊山を結ぶ縦走路は四国山地屈指の魅力あるルートであり登山者の人気が高いが、2000年代前半からニホンジカの食害により三嶺一帯が深刻なダメージを受けており、西熊山周辺も例外ではない。
参考文献
編集- 『角川日本地名大辞典 36 徳島県』(1986年 ISBN 4-04-001360-3)