西大垣駅
岐阜県大垣市にある養老鉄道の駅
西大垣駅(にしおおがきえき)は、岐阜県大垣市木戸町にある、養老鉄道養老線の駅。養老鉄道本社や車庫を併設する、養老線運転業務の中核である。
西大垣駅 | |
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駅舎(2022年1月) | |
にしおおがき NISHI-ŌGAKI | |
◄美濃青柳 (1.8 km) (1.8 km) 大垣► | |
所在地 | 岐阜県大垣市木戸町910 |
所属事業者 | 養老鉄道 |
所属路線 | ■養老線 |
キロ程 | 41.2 km(桑名起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
395 [1]人/日 -2018年- |
開業年月日 | 1913年(大正2年)7月31日 |
備考 | 終日駅員配置 |
歴史
編集- 1913年(大正2年)7月31日:養老鉄道(旧)養老 - 池野間開通時に開業。
- 1922年(大正11年)6月13日:合併により揖斐川電気の駅となる。
- 1928年(昭和3年)4月6日:鉄道事業譲渡により養老電気鉄道の駅となる。
- 1929年(昭和4年)10月1日:合併により伊勢電気鉄道養老線の駅となる。
- 1936年(昭和11年)5月20日:分離譲渡により養老電鉄の駅となる。
- 1940年(昭和15年)8月1日:合併により参宮急行電鉄の駅となる。
- 1941年(昭和16年)3月15日:大阪電気軌道との合併により関西急行鉄道の駅となる。
- 1944年(昭和19年)6月1日:南海鉄道(現在の南海電気鉄道の前身)との合併により近畿日本鉄道の駅となる。
- 2007年(平成19年)10月1日:近鉄からの経営分離に伴い、養老鉄道(新)の駅になる。
- 2021年(令和3年)1月15日:大垣市の「景観遺産」87号に「近代遺産」として指定される[2]。
駅構造
編集相対式2面2線のホームを持つ行違い可能な地上駅。ホーム間の移動は構内踏切を利用する。
有人駅できっぷうりば(出札窓口)が設けられている。改札口は普段は閉められており、電車が来た時に駅員が開けて改札する(いわゆる列車別改札)。
かつては隣接するイビデン大垣事業場(旧大垣工場)から貨物引き込み線があり、昭和40年代まで使用された。線路や積み込み設備は長らく残っていたが、2000年頃、イビデン大垣事業場の再開発により完全に撤去された。
のりば
編集ホーム | 路線 | 行先 | |
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1 | ■養老線 | (下り) | 大垣・揖斐方面(行違い時のみ) |
2 | (下り) | 大垣・揖斐方面 | |
(上り) | 養老・多度・桑名方面 |
- 構内踏切を渡った先の1号線が上下副本線、駅舎側の2号線が上下本線となっており、2線とも両方向の入線・出発に対応している。そのため、行違いがある場合を除き、上下両方向とも2番ホームのみを使用している(ただし現状のダイヤでは大半の列車が行違いを行っている)。1番ホームは行違い待ち列車及び車庫へ入出庫する回送列車が使用する。
- 付記事項
- 初発の桑名方面行き列車は当駅を始発としている。また、車庫への送り込み・送り出しを兼ねて当駅 - 大垣駅間の区間列車が設定されている。
- 当駅で乗務員交代が行われることが多い。
利用状況
編集西大垣駅の利用状況の変遷を下表に示す。
- 輸送実績(乗車人員)の単位は人であり、年度での総計値を示す。年度間の比較に適したデータである。
- 乗降人員調査結果は任意の1日における値(単位:人)である。調査日の天候・行事等の要因によって変動が大きいので年度間の比較には注意を要する。
- 表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。
年 度 | 当駅分輸送実績(乗車人員):人/年度 | 乗降人員調査結果 人/日 |
特記事項 | ||||
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通勤定期 | 通学定期 | 定期外 | 合 計 | 調査日 | 調査結果 | ||
1956年(昭和31年) | ←←←← | 451,863 | |||||
1957年(昭和32年) | ←←←← | 426,202 | |||||
1958年(昭和33年) | ←←←← | 434,178 | |||||
1959年(昭和34年) | ←←←← | 507,605 | |||||
1960年(昭和35年) | ←←←← | 554,232 | |||||
1961年(昭和36年) | ←←←← | 550,316 | |||||
1962年(昭和37年) | ←←←← | 509,968 | |||||
1963年(昭和38年) | ←←←← | 447,453 | |||||
1964年(昭和39年) | ←←←← | 408,520 | |||||
1965年(昭和40年) | ←←←← | 394,126 | |||||
1966年(昭和41年) | ←←←← | 314,392 | |||||
1967年(昭和42年) | ←←←← | 296,664 | |||||
1968年(昭和43年) | ←←←← | 260,007 | |||||
1969年(昭和44年) | ←←←← | 239,436 | |||||
1970年(昭和45年) | ←←←← | 252,000 | |||||
1971年(昭和46年) | ←←←← | 167,000 | |||||
1972年(昭和47年) | ←←←← | 156,000 | |||||
1973年(昭和48年) | ←←←← | ||||||
1974年(昭和49年) | ←←←← | ||||||
1975年(昭和50年) | ←←←← | ||||||
1976年(昭和51年) | ←←←← | ||||||
1977年(昭和52年) | ←←←← | ||||||
1978年(昭和53年) | ←←←← | ||||||
1979年(昭和54年) | ←←←← | ||||||
1980年(昭和55年) | ←←←← | ||||||
1981年(昭和56年) | ←←←← | ||||||
1982年(昭和57年) | ←←←← | 11月16日 | 627 | ||||
1983年(昭和58年) | ←←←← | 11月8日 | 575 | ||||
1984年(昭和59年) | ←←←← | 11月6日 | 512 | ||||
1985年(昭和60年) | ←←←← | 11月12日 | 459 | ||||
1986年(昭和61年) | ←←←← | 11月11日 | 407 | ||||
1987年(昭和62年) | ←←←← | 11月10日 | 468 | ||||
1988年(昭和63年) | ←←←← | 11月8日 | 690 | ||||
1989年(平成元年) | ←←←← | 11月14日 | 484 | ||||
1990年(平成2年) | ←←←← | 11月6日 | 501 | ||||
1991年(平成3年) | ←←←← | ||||||
1992年(平成4年) | ←←←← | 11月10日 | 522 | ||||
1993年(平成5年) | ←←←← | ||||||
1994年(平成6年) | ←←←← | ||||||
1995年(平成7年) | ←←←← | 12月5日 | 509 | ||||
1996年(平成8年) | ←←←← | ||||||
1997年(平成9年) | ←←←← | ||||||
1998年(平成10年) | ←←←← | ||||||
1999年(平成11年) | ←←←← | ||||||
2000年(平成12年) | ←←←← | 11月7日 | 442 | ||||
2001年(平成13年) | ←←←← | ||||||
2002年(平成14年) | ←←←← | ||||||
2003年(平成15年) | ←←←← | 11月11日 | 353 | ||||
2004年(平成16年) | ←←←← | ||||||
2005年(平成17年) | ←←←← | 11月8日 | 347 | ||||
2006年(平成18年) | ←←←← | ||||||
2007年(平成19年) | ←←←← | ||||||
2008年(平成20年) | ←←←← | 11月18日 | 379 | ||||
2009年(平成21年) | ←←←← | ||||||
2015年(平成27年) | ←←←← | 11月10日 | 334 | ||||
2018年(平成30年) | ←←←← | 11月13日 | 395 |
駅周辺
編集岐阜県道237号西大垣停車場線が通じる。また、周辺にはいくつかの工場が建つ。
バス路線
編集- 名阪近鉄バス
- 「工業高口」、「久瀬川」が最寄りバス停。(南へ600メートルほど、岐阜県道31号岐阜垂井線にあり。徒歩約7分)
隣の駅
編集脚注
編集- ^ “養老鉄道交通調査結果2018年11月13日実施”. 養老鉄道. 2019年10月22日閲覧。
- ^ 景観遺産・景観自慢(87)西大垣駅(大垣市公式サイト)